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変な夜 ページ24

A「・・・フフッ」






カミロ「何かおかしかった?」







優しい顔でカミロは言った







A「いいえ、カミロって優しいなぁって思って」







カミロ「そう・・・?」







A「つくづくね。アタシだけじゃなくて、アントニオとかあなたのママにも」







そういえば、と思い返すカミロ







でもAには特別







とことん優しくしているつもり







A「アントニオもドロレスも幸せ者でしょうね〜、いい兄弟を持って」







カミロ「俺もAが家族でいてくれて嬉しいんだよ」







そう言ってカミロはAに1歩近づく







カミロ「誇りに思う」







A「家族はみんなそう思う。一人一人が素敵な人だもの」







カミロ「Aは特別だよ」







A「・・・そう?」







ザァァッ・・・






少し強い風が吹くと







何かが割れた







A「今の音・・・」







カミロ「何か割れたね」







するとものすごく強い風が2人を吹き付けた







A「わっ!?」







カミロ「A、こっち!!」







カミロはAの手を取ると







風に背を押されながら壁の影に隠れた







A「ハァ・・・ありがとうカミロ」







カミロ「いいんだ」







余裕ぶる顔もそろそろ崩れそう







手を繋いだことを自覚したのは今だった







A「ねぇ・・・これって」







Aが拾ったものは







カミロ「ビジョンじゃないか」







グリーンに輝く欠片・・・ビジョンだった







A「どうしてここに落ちてるのかしら」







1つの欠片の中に見えるビジョン







手とそこから出ている葉と・・・雫の様なもの







A「他にもあると思う?」







カミロ「あぁきっとある。捜してみよう」







A「待ってカミロ、アタシの植物に水をやっていい?」







今日は水をあげていなかったA







カミロ「うん、いいよ」







Aが手から水を出して植物にやると







A「あら・・・?」







カミロ「水が」







丸い雫になって浮かび、ふわふわとどこかへ行っている







A「ねぇ列になってる・・・追ってみましょう」







カミロ「導いてくれてるのか?」







A「たぶんそうよ」







2人は浮かぶ水を追い







そのまま歩んで行った

水が導いた先→←寝れん



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アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時

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