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あれおかしくない? ページ16

2人はAの部屋で話すことにしたのだが






Aがドアを開けると、カミロは違和感を覚えた







カミロ「あれ・・・Aの部屋凄い元気だね」







A「えっ」







カミロ「今さ、みんな魔法が弱まってるだろ?イサベラも部屋の花が全部枯れたって言ってたのに」







Aはすっかり忘れていた







魔法が弱くなってきていること、そして自分には何もないことに







A「あー・・・でも見える?あそこの滝とか水量が減ってきてるし、葉も元気がないの」







カミロにばれないように少し部屋の元気をなくす







カミロ「Aだけ仕事たくさんやってたでしょ」







A「やってないわよ。ルイーサが仕事してるの見たもの」







カミロ「途中で泣き崩れてやめてたのは見た?」







A「・・・見てないわ」








必死でばれないようにしているが








だんだん言い訳がなくなってくる








A「ホントにアタシだって魔法が弱くなってきてるわ、みんなと同じように」








Aはとにかく自分の魔法が弱くなっているとカミロに伝えたが








一息入れてカミロは言った








カミロ「弱くなってないでしょ」








何も言い返せない








だってそれが事実だから








A「・・・ッ」








なんて言っていいのかわからなくなったA








カミロ「あぁっゴメンマジで!!返事困るよな、そうだよな!?」








涙目になるAに大慌て








でもAは目をゴシゴシ擦って言った








A「いいえ、いいのよ。・・・あの」








本当のことを言おうとしても言葉が詰まってしまう








A「あのね・・・」








カミロ「・・・どっちでもいいよ。言っても言わなくても」








A「もしアタシだけ魔法が弱まってないって言ったら・・・怒るかしら」








目を逸らして言うA








カミロ「怒ったりしないって。Aに何もないならそれが1番嬉しいよ」








A「・・・今まで黙ってて本当にごめんなさい」








また泣きそうになるAに








カミロは思い切ってハグをした







カミロ「ん〜・・・っ心配ならフリエッタおばさんに話してみたら?」







A「アタシが心配なのはあなたたちなのよ〜」







気持ちが落ち着いたAは、笑顔でカミロに言った







A「カミロってホントに優しい人よね」

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アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時

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