休み方知らない ページ12
カミロ｢Aは都合がいい物じゃない。れっきとした人間でしょ？｣
A｢そうだけど･･･でも｣
カミロ｢町の人が俺のことを便利な道具って考えてると思う？｣
Aは首を横に振る
カミロ｢それと同じだよ、Aは便利な道具じゃないんだから。頼りにされてるのは事実だけど｣
A｢･･･アタシ無理してると思う･･･？｣
不安な表情でカミロを見つめて言う
カミロ｢してる･･･って言ったら傷つく？｣
A｢無理してるって言われて町の人々のお願いを無視するのは馬鹿かしら｣
カミロ｢馬鹿じゃない。疲れてるなら休もうよ｣
A｢･･･カミロ休み方知ってる？｣
頭にはてなを浮かべて
コクッと頷くカミロ
A｢アタシ最低限しか休んだことないの。睡眠と朝昼晩のご飯｣
カミロ｢嘘でしょ!?教えるからこっち来て！｣
Aの手首を引っ張って、Aの部屋に連れていった
カミロ｢相も変わらず自然いっぱいな部屋だよね｣
A｢自然の恵みを受けるようにしないといけないのよ｣
まるで森の中にいるかのような自然の部屋
カーテンの代わりに流れる滝、床は草花で埋まっている
カミロ｢でもAが最低限しか休まないのもわかる気がする･･･こんな自然に囲まれてたら｣
A｢自慢じゃないけど･･･でしょ？｣
カミロ｢あのソファー使ったことある？｣
A｢本読むときとか編み物するときは使うけど、休むのに使ったことはない｣
イサベラと協力して作ったツタのソファー
あまり使わないためか質が変わらない
カミロ｢うっわ、凄い座り心地いいじゃん･･･もったいないって！｣
A｢休み方教えてくれるんじゃないの？｣
カミロ｢休み方なんて教えるもんじゃないんだけどね。じゃあ座って｣
ソファーをAに譲る
A｢ん〜･･･。座ったけど｣
休んでる自覚は全くもってない
カミロ｢はいよ｣
A｢あら紅茶？｣
実は用意していた紅茶
カミロ｢俺は牛乳入れないと飲めない子供舌なんだけど、Aはストレートが好きでしょ？｣
A｢フフッ、ありがとう｣
Aは少し飲んでみる
A｢うん･･･美味しい｣
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アン - コメントありがとうございます！凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (
レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください！(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アン | 作成日時：2023年12月3日 11時
