Chapter 45【雪那々】 ページ46
クミside
ーーー
…watoさんも、"違う世界"に入っちゃった。
もう生き残っているのはともと、何もできない私だけ。
ともは懸命に走ってる。
みんなの犠牲を無駄にしたくないって。
脱出しなきゃって、前を向いてる。
でもね、
私はそんな風にはなれないな。
「…と、も。」
私はかすれる声でともを呼んだ。
ともは立ち止まって後ろ向く。
「…どうしたの?クミ。」
「私もさ、もう…
生きるのに飽きちゃった。」
私は小さく微笑んだ。
「だからさ、私がやつから…鍵を取るから…その鍵でともは__」
「…嫌だ、絶対。せめて、せめてクミでも…!!」
ともは大きく叫んだ。
「でもね、とも。私、もう嫌だ。
どうせこんな状態でここを出ても、まともには生きていけない。
なら、みんなのように___」
____死んだほうがマシ。
その先は言わずに飲み込んだ。
きっとともならわかってくれると思うから。
すると、ともは
「…ねぇ、クミ。」
と、私に語りかける。
「何?」
「俺もさ、もう諦めていいのかな?
みんなのところに行きたいな、俺も。」
ともはみんなの顔を懐かしむようにそう言い、無限に続く通路の奥を見つめた。
「だってさ、みんなの犠牲の上で生きるのって、
すごく辛い。
それでも生きなきゃいけないのはわかってる。
それでもさ…やっぱり…」
そこで言葉を切り、俯く。
そんなともに私は、何一つ声をかけることはできなかった。
ーーー
めっっちゃキリ悪いなぁ…
すみません…
博、頼んだ。←
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時