48話 ページ48
ハーツラビュル寮
Aはエース達と共にハーツラビュル寮へ足を踏み入れた
そこにはいつもより沢山のハーツラビュル寮生がいて、皆どこかソワソワしているように感じる
(きっと寮長の座をかけた決闘があるから、皆落ち着かないんだ)
『…エース君、デュース君、頑張って！』
「おう！」
「オレが勝つとこ、ちゃんと見てろよ！」
2人の頼もしい返事に少し安心しながら歩みを進めると、庭園の中の開けた場所にたどり着く
そこには眉間に皺を寄せて腕を組むリドルと、学園長、トレイ、ケイトが立っているのが見えた
ピリっと張り詰めた空気が流れる中、A達はその中心へと足を進める
『……？』
「ん？A、どうしたんだゾ？」
『あ、ううん。大丈夫だよ』
そう言いながらAの腕の中からAを見上げるグリムの頭を撫でた
(…なんだ？
凄く、嫌な予感がする)
突然感じたその感覚は1歩進む度に増していき、冷や汗が出てくる
Aはその予感が溢れ出てくるのを抑え込むように、グリムをギュッと抱きしめた
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「これより、ハーツラビュル寮の寮長の座をかけた決闘を行います」
そう言ったクロウリーの前には、エースとデュース、そしてリドルが立っている
その周りには、ハーツラビュル寮生達が3人を取り囲むように立っていて、それぞれが固唾を飲みながら決闘を見守ろうとしている
「では決闘の掟に従い、挑戦者のハンデである魔法封じの首輪を外してください」
その言葉を受け、リドルは杖を振った
「あー、やっと首輪が外れた！」
「どうせまたすぐ付けられることになるんだ。つかの間の開放感を味わうといい」
リドルがぐっと眉間に皺を寄せる
「キミ達が決闘を挑むと聞いて耳を疑ったよ。本気で言ってるのかい？」
「当たり前じゃん」
「冗談で決闘を挑んだりしません」
「フン、まあいいや。それじゃあさっさと始めよう」
エースとデュースが身構えると、ケイトがひらひらとリドルに手を振った
「リドル君、今日の午後のお茶はどうする？」
「愚問だね。ボクのお茶の時間はきっかり16時とルールで決まってる」
「でももう15時半を過ぎてるけど…」
「ボクが遅刻をすると思うのか？
どうせすぐ決着が着く」
リドルがケイトからエースとデュースに視線を移す
「そういうわけでボクには時間が無い。1人ずつ相手をするのも面倒だ。
2人まとめてかかっておいで」
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白猫娘(プロフ) - パンパースさん» お読み頂きありがとうございます！頑張ります！ (11月13日 17時) (
レス) id: 013b7623c9 (このIDを非表示/違反報告)
パンパース - 面白いです！更新頑張ってください！ (11月13日 16時) (レス) id: 57f94a8f60 (このIDを非表示/違反報告)
白猫娘(プロフ) - もこさん» お読みいただきありがとうございます！更新頑張ります！ (9月10日 20時) (レス) id: 013b7623c9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私逆ハー大好物なので嬉しいです！ツイステのキャラ（生徒たちはもちろん、教師、他校、チェカ）全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (9月10日 19時) (レス) @page4 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫娘 | 作成日時：2023年4月26日 21時
