Cherie Girl. 【Ryosuke＆Daiki】

#44 ページ44

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｢そしたら ちゃんがね…｣





って 足をぶらぶらさせながら。








かつて 遅刻の常習犯とも言われた彼は
待ち合わせの場所に行くともう着いてて。


嬉しいなって思ったり。思わなかったり。






あっ、美味しいなこのクレープ。






｢｢…あのさ｣｣




リンクした2人の声に照れ隠しか舌を出す






｢…有岡からどーぞ？｣


大貴｢えっ、あぁ、…いやAから！｣






なんだか 会話のテンポが掴めないな笑



自然とクレープを持つ手に力が入って苺クリームが少し飛び出す。





｢あの｢ぃやっ。やっぱ俺から言うわ！うん、笑｣え？あ、うん？｣





口の端にクリームを付けた有岡がにんまり笑ったかと思うとまたクレープにかぶりついた。








多分俺もAもおんなじこと言おうとしてるから。








って、言うから一気に体温が上がる






｢う、うん、…｣








自然と目線がクレープに落ちて

足でとってたリズムも止まる。





しばらくの間沈黙が続いたかと思うと

思い切り息を吸って



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大貴｢…このクレープ噂通り美味いな、笑｣




｢は、？｣







って、ほんとに間抜けな声を出したと思う。



当の本人は幸せそうに食べてるから、勝手に期待したのは私なのになに落ち込んでるんだって自分に言い聞かせた。





｢たしかに、めっちゃ美味しい。笑｣





美味しかったのは確かだったから一応頷いたけど、
期待した私に呆れて視界が歪む。



慌ててクレープで顔を隠して笑ったけど
もう手遅れみたい。









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大貴｢…ってのは、前置きつったら、怒る？｣

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