お届け者 【Kei Inoo.】second season

#52 ページ3

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涼介｢ふーん。どーりで｣

｢どーりでって？｣





日に日に少しずつ強くなってく日差しに
目を細めながら山田くんの方をむくと 人差し指を真ん前に突き出されて咄嗟に後ろに下がる。






涼介｢顔に幸せーって書いてある｣

｢えっ、なにそれ。笑｣

涼介｢まぁ おめでたいことじゃないすか Aさん。んで？お土産は？｣

｢…………あ｣





まさかお前のめでたい話がお土産じゃないだろ？って。









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涼介｢お前は ばかかっっ！笑｣

｢いっ…たーい！そんな叩かなくてもいいじゃん！
バカ田涼介！！｣

涼介｢あぁ？誰がバカ田涼介だ！
そもそも俺が服選んだあげたおかげだろ！お礼つーもんはないのかよ！？｣








確かにあのままいい雰囲気で帰ったのは悪いと思うし…恩返しができてないのもホントのことだし、





｢…ごめんなさい、｣

涼介｢楽しみにしてたのにさぁ、俺｣



素直に謝るとシュンって子犬みたいに落ち込む山田くん。
普段は見せない子供らしい一面になんだか笑いが出てくる、笑



なんて考えてたら




涼介｢…ま、楽しかったんならいいや。｣







ってお兄ちゃんみたいな顔つきで頭を撫でてくれた山田くんに へへって笑うと気持ちわるいって、歩いていってしまったから私も慌ててその後を追った









☆東京に行きたい、、、、
余韻が凄いですね、ライブって…笑

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