【名探偵コナン】愛錠第2錠【安室透/降谷零】 (ページ10)

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第55錠-⑦- ページ10

数日後__

私は警察病院へ来た

あの後私の足も頬の傷も治ったけど

まだ警部さんは入院していると美和子さんから聞いた

美和子さんから部屋番号を聞いて今日は病院へ来た

A『…っ汗)はぁ…』

病室前の扉で葛藤すること数分、中々病室に入らないでいた

でも助けてもらって何もお礼もしていない

だから今日はと思いやって来たけど

やっぱり会いづらいなぁ

高木『あれ、佐藤さん誰かいますね』

美和子『ん？…もしかしてAちゃん？』

A『え、あぁ美和子さんと…？』

声をかけられて向くと、そこにはそこには美和子さんと

この前一緒にいた若い刑事さんがいた

美和子『全然分からなかったわ、どうしたの？こんな所で』

A『えっと、美和子さん教えてくれたから…その…っ』

美和子『…なるほどねぇ

もうこんなところ立ってないで入っちゃえばいいのに

警部ーお客さんですよ』

A『え！ちょっと！』

美和子さんはそう言うと病室の扉を開けた

そこには頭に包帯を巻いた警部さんと

奥さんかな、女の人が楽しそうに話していた

目暮『ん？おぉみんな来てくれたのか！…っ？』

美和子『ほら、Aちゃん』

後ろに隠れていた私の背中を押す美和子さん

帽子を取り私は警部さんの前に来る

A『あの…この前は助けていただきありがとうございました、これ…っ』

目暮『おぉ！わざわざすまないね、ありがとう』

A『っあの…どうして助けてくれたんですか

私、警部さんにずっと嫌な態度していたのに』

目暮『…警察官として当たり前のことじゃよ

それに、君の兄さんたちも同じことをすると思うよ』

A『っ！そう、ですね…ﾌｯ』

''ったく、世話ばっかかけやがって"

美和子『Aちゃん？』

A『ちょっと思い出してたんです、兄が言ってたことを』

美和子『松田くんが？』

A『不器用だけど優しさがちゃんとあって

美和子さんも言われたでしょ？』

美和子『っ//！べ、別に私は//』

A『でも美和子さんは大丈夫そうだね、彼がいるみたいだし』

そう言いながら若い刑事さんのことを見た

2人とも顔を赤くして黙り、その様子は微笑しいと思った

持ってきたお花を警部さんの奥さんへ渡し、私は帽子を被り直した

A『じゃあ私行きますね』

目暮『わざわざありがとう』

A『じゃあね、美和子さん♡』

美和子『ちょっと//！』

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