【名探偵コナン】愛錠第2錠【安室透/降谷零】 (ページ42)

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第87錠-③- ページ42

普通に答える私に、哀ちゃんは大きく目を見開いていた

哀『LuNA…って、あなたまさか…！』

A『ぁ、ぇっと…』

まずいと思ってると、コナンくんが私たちに気づきこっちへ来た

阿笠博士や哀ちゃんは呆れながら心配の声をもらすと

コナンくんが私の方を向いた

コナン『ねぇAさん、僕前に気になってることがあるって言ったよね』

A『ぅ、うん』

コナン『Aさん、もしかして…

…LuNA、だよね』

笑顔で言うコナンくんに私の緊張は増した

動揺しちゃダメだ、焦りこそ最大のトラップなんだから

驚きをうまく隠そうと私は素っ気なく返した

A『LuNAってあの歌手の？どうしてそう思ったの？』

コナン『声のトーンがね

前聴いたLuNAの曲を声と今話してるAさんの声、同じ高さだから

気になって録音したのを聞いて博士に解析してもらったんだ』

録音して解析って、小学生がやる行動じゃないよね？

A『残念だけど私は…』

コナン『それに昴さん、AさんのことLuNAって言ってるし』

昴『えぇ、以前会った時に名前を伺いましたので』

A『ちゃんと本名言いましたよね！？

それに私、LuNAっていうのは絶対誰にも言わないでくださいって』

コナン『じゃあLuNA本人ってことら否定しないんだね』

…あ、騙された

コナンくんとはめられた私は顔をおさえた

もういいやと思い、私は沖矢さんを睨みつけた

A『だいたいどうしてラジオのこと知ってるんですか』

昴『私もファンになりましたのでね』

A『はは、それはどうも』

警察に電話を終えると、安室さんに呼ばれた

行こうと思い歩こうとすると、哀ちゃんに服を掴まれていた

何？と言い、目線を哀ちゃんに合わせた

哀『あなたはどう思う、あの人のこと』

A『沖矢さんのこと？んー…一言で言うなら変な人かな』

哀『そう…』

哀ちゃんは私の服を離し、阿笠博士のところへ戻った

何だろう一体？

そう思いながら私は安室さんに近づいた

誰かと電話してたみたいで、電話を終えた安室さんは私に気づいた

A『安室さん』

安室『Aさん、すみません車がこうなったので送り届けるのはちょっと』

A『気にしないでください、でもちょっと意外でした』

安室『え？』

A『だってあんなことするなんて、すごい勇気がいることなので』

安室『そう、ですね…』

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