【名探偵コナン】愛錠第2錠【安室透/降谷零】 (ページ37)

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第82錠-②- ページ37

10分ぐらい経っても圭さんは戻って来ない

仕方なく私たち4人で盗聴器を探すことになった

安室『申し訳ありませんが、Aさんか蘭さんは僕が探す部屋の中央で

ケータイに入ってる音楽を最大音量で流してください

その音を頼りに盗聴器を炙り出し、潰して行きますから』

蘭『分かりました』

蘭ちゃんはそう言うとケータイを開き、音楽を流してくれた

〜♪

A『っ！その曲』

蘭『あ、Aさん知ってますか？

LuNAの曲ですごく良いって園子に教えてもらって！』

A『へ、へぇそうだね汗)(自分の曲だなんて言えないなぁ汗))』

探して行くと家中の至る所に盗聴器が仕掛けられており、もう4つは見つけ出した

そして最後に寝室に入る

小五郎『っ何だこの部屋！？かなり臭うぞ！』

蘭『何なのこの臭いっ』

さっき玄関で嗅いだ臭いと一緒で私も鼻を抑える

部屋に入り盗聴器を探すと、ベットの下のスーツケースがあった

どうやら臭いの原因もこれのようだ

小五郎さんが慎重にスーツケースを開ける

小五郎/安室『っ！！！』

A『っ！！！』

蘭『ｯﾋ！』

スーツケースの中には小柄な男の人の遺体が入っていた

盗聴器もその中に入っていたようだ

蘭『と、とにかく家主の圭さんに…Aさん？』

A『っ…』

さっきに続き、今日は2回も人の死を目の当たりにしている

呼吸するのが苦しくなり、私は遺体から目を逸らす

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''こういうのは、プロに任せな"

"必ず終わらせてくる"

"悪いなA、お前との約束守れねぇわ"

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『…ん、Aっ！！』

A『っ！！！ぁ…』

恐る恐る目を開けると、安室さんがいた

肩に置いてあった手を背中にまわし、さすってくれる

私は無意識に彼の服をぎゅっと掴み、呼吸を整えた

安室『大丈夫です、落ち着いてください』

A『…っ』

あぁ、このぬくもり、やっぱりお兄ちゃんと似ている

ここにいるのがお兄ちゃんだったら

A『お兄ちゃ…ぁ、すみません』

安室『いえ、もう大丈夫ですか』

A『はい、見なければ何とか』

安室さんのおかげで落ち着き、念のため私は部屋から出た

そういえば、この状態で圭さんとコナンくんがいない

まさかと思い玄関へ行くと、2人の靴が無かった

もしかして圭さん逃げて、コナンくんを連れ去られたのか

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