【名探偵コナン】愛錠第2錠【安室透/降谷零】 (ページ36)

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第81錠-探偵たちの夜想曲(誘拐)①- ページ36

私たちは圭さんのマンションへ着き、彼女を部屋まで送る

誰も待ち伏せもしていなかったので私たちも帰ろうとした

コナン『あ〜〜っ！トイレに行くの忘れてたぁ〜！

どうしよ漏れちゃうよォ〜！』

コナンくんの様子を見て、慌てて鍵を開ける圭さん

彼女がドアを開けた瞬間、ふわり、と何かの臭いがし思わず顔を顰めた

A『っ…』

コナン『(っ！この臭い、まさか…)』

コナン君が部屋に入ってから

安室さんや小五郎さんも『トイレに行きたい』と言い出す

それを見兼ねた圭さんは寄って行くかと提案する

コナン『…』

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リビングに入り、圭さんがお茶を出す準備をしている裏で

私と蘭ちゃんはテーブルの上のゴミを片付けた

どうやら昨夜は宴会をしていたらしく、机の上がゴミだらけだったのだ

小五郎さんがＴＶを点けると、今日の事件がもうニュースになっていた

蘭『やだ、もうニュースになってる』

A『みたいだね』

蘭ちゃんが慌ててケータイの電源を入れる

と、同時にケータイに着信が入り、スピーカーにしていないのに相手の声が丸聞こえだ

声色を聞くと、どうやらこの前の世良さんだった

世良『何で電源切ってんだよ！？心配したじゃないか！』

蘭『せ、世良さん！？ゴメンゴメン、事件でごたごたしてたから…

あ、ゴメン、何か声が途切れてて聞き取りづらいみたい』

安室『っ！』

それに気づいた安室さんがピッと蘭ちゃんの電話を切る

私も思った、まさかこの部屋

安室『圭さん、もしかしたらこの部屋、盗聴されているかもしれません』

蘭『でも、どうしてそんなこと分かるんですか？』

小五郎『さっきの蘭の電話だ

盗聴器が仕掛けられてると、電話が繋がりにくくなることがあるんだ』

安室『さすが毛利先生

圭さん、今から全室を回って盗聴器の設置場所を突き止めますけど、構いませんよね？』

圭『ぁ、すみません5分だけ待っててください

散らかしっぱなしで、下着とか片付けますので』

圭さんはそう言うとリビングを出て部屋の片付けに行った

その間、安室さんがおもむろに何かの機械を出した

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