【名探偵コナン×歌い手】超人気な歌い手は他世界の人達とコラボするそうです【短編集】

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相澤「…はあ」


マイク「なあイレイザー」


相澤「…なんだ」




気持ちの悪い笑みを浮かべたマイクが、俺を見上げながら言った。




マイク「さっき、嫉妬した？」


相澤「…」


マイク「アイツが俺に好きって言ったの聞いて嫉妬したよな」


相澤「…お前には関係ない」


マイク「ふーん…じゃ、俺が貰っても文句ねぇな」




思わずバッと振り返る。




相澤「…何言ってんだお前」


マイク「その言葉通りだぜ？」




マイクがニヤケながらそう言った。


それを聞いて口角が上がるのが分かった。




相澤「…宣戦布告か？」


マイク「まあな！」


相澤「…面白ぇ」




どっちが先にアイツをオトせるか勝負しようってことらしい。


確かにさっきのはガラにもなく嫉妬した。


普通ならPTAどころか即逮捕な話だが、惚れちまったもんは仕方ない。




マイク「ま！奥手なショータくんより先に俺がアイツをオとすけどな！」


相澤「言ってろ。どのみちお前に勝ち目はねぇよ」


マイク「…へぇ」


相澤「ふっ」




ガラッ




『相澤せんせー！！』




職員室の扉がまた勢いよく開き、バッグを持ったアイツが入ってきた。




相澤「…お前扉壊すの何回目だおい」


『…さあ？』




思わず溜息が出る。




相澤「まあいい。いくよ」




アイツの頭にぽんっと手を乗せれば、猫みたいにすり寄ってくる。




『んじゃマイク先生！あ、他の先生方もまた明日〜！！』




ぴょこぴょこ俺の後ろを小走りでついてくる“鈴”。
　

その後ろでマイクが挑発的な笑みを浮かべていた。


俺も挑発の意味を兼ねて笑みを返す。


それに気づかない子兎が一匹。




相澤「明日から覚悟しとけよ」


『なにが？』


相澤「秘密」


『可愛すぎか』




三十路のおっさんを可愛い呼ばわりするのはコイツくらいだろう。


まあ…そのガキに惚れたおっさん二人もどうかと思うが。









次の日から教師二人の熱烈なアプローチが始まったのは言うまでもない。←





　

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