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ピンポーン。ピンポーン。
「ん〜…」
何度も鳴るインターホンの音に起こされ、眠い目をこすりながらドアを開ける。
「お〜、青子…朝早くからどうした?」
「どうした?じゃないわよ‼もう7時半よ⁉早く行かないと遅刻しちゃうわよ‼」
青子に言われて目覚まし時計を見ると、時計の針は7時半を指していた。
「げ〜っ‼」
慌てて制服を着て、家を飛び出す。
通学路を並んで歩いていると、青子が口を開いた。
「そういえば、今日うちのクラスに転校生が来るらしいよ‼」
「転校生ぃ?」
「そう‼港南町から来るみたい‼どんな子なのか、青子楽しみだな〜‼」
「…港南、ねぇ…」
俺は青子の話を聞きながら、小学生になる前に港南町に引っ越して行った幼馴染、桜田Aを思い出した。
黒髪のショートに整った顔、細長い手足。誰に対しても優しくて、負けず嫌いで、そのくせ泣き虫で、雰囲気も女の子らしいふんわりした感じで。
はっきり言って、一目惚れだった。
それで、別れの日、俺はアイツにプロポーズした。
まだマジックをやっていなかったから、よく遊んでいた土手で四葉のクローバーを探して、Aに渡して。
その場でOKをもらったけれど、あの約束をまだ覚えてくれているだろうか。
そもそも、今どこで、何をしているんだろう。
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ルン - 日替わりに続いて拝見させていただいています。ルンです！こちらもお気に入り登録しましたので、更新頑張ってください！ (2019年3月24日 19時) (
レス) id: 5907fe8cd0 (このIDを非表示/違反報告)
リアリア - 面白いですね！私マジック快斗本当に好きなんですよ！更新がんばってください！応援してます！！！ (2019年3月24日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海苔川ばなな | 作成日時：2019年3月17日 19時
