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変装を解いてしまった赤井秀一。

あの後、彼が沖矢昴に戻ることはなかった。



あまり、彼の本来の姿はリアルで見慣れていない。

少しばかり妙な感覚に襲われる彼女であった。



赤井さんの姿でもからかわれるとは思ってなかったけど……



珈琲を飲む彼を横目に、
心の中で溜息をつくと突如として着信音が鳴り響いた。



____私の携帯だ。



誰からだ?と不思議に思いスマホを見てみると、
そこには"安室透"と表記されていた。



げ……



思わず焦りの表情を浮かべてしまうA。

何度かコールが続く中、固まったままの彼女。



そんな彼女の様子を伺い、口を開いたのは赤井秀一だ。



「どうした。出ないのか?」



はっ……!



「デデデデ、デマス!!!」



慌てて席を立つと、部屋を飛び出した。

ゴクリと喉を鳴らし、応答へ画面をスライドする。



耳にスマホを当て、恐る恐る声を出す彼女だった。



「も、しもし……」



《Aさん、すみません。今、電話大丈夫でしたか?》



「ええ……大丈夫です。そ、それより……すみません。今日は急に早退してしまって……」



想像していたよりも、彼の声は優しく普段通りの声色。

そのことにホッと安堵するAだった。



《刑事さんから聞きました。ストーカーのエスカレートで襲われたと……無事で本当に良かったです。明日もシフトに入っていたとは思いますが、お休みして頂いて大丈夫なので。マスターには話してありますから。》



「えっ…でも……」



《大丈夫です、気にしないでください。人数は十分足りていますから。それと……》



それ、と……?



言葉の間に少しの間が空き、首を傾げた。



《____困ったことがあれば頼ってくれてもいいんですよ?僕はそちらの方が嬉しいです。》



「安室さん……」



なにも伝えていたかったことが、少しだけキュッと胸を締めつけた。

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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖(プロフ) - もなかさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!よければこれからもよろしくお願いします〜(;;) (8月17日 21時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 更新いつも楽しみにしてます!いつもありがとうございます!! (8月9日 13時) (レス) @page46 id: 444b93c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - NATSUさん» ありがとうございます!頑張ります〜! (8月6日 15時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 今後の展開が楽しみです (8月6日 13時) (レス) @page42 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - レモンさん» わ〜!!!ありがとうございます(;;)めちゃくちゃ嬉しいです!!頑張りますね〜!( ˊᵕˋ ) (7月31日 20時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂糖 | 作成日時:2023年7月7日 16時

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