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「Aの姉ちゃん!カレーまだあるか?」
「もちろん!持ってくるね。」
おかわりのカレーライスを盛り付ける。
もう一度盛り付けられたカレーがテーブルに置かれると、
かきこむ元太くん。
「ふふっ、いっぱい食べてね。」
ほんとに美味しそうに食べるな〜元太くん。
「昴さん!Aお姉さんのこと大切にしてね!」
「ええ、____彼女は私が必ず守りますから。」
横に立つ私の顔を見て、言葉を言う昴さん。
不覚にも胸が高鳴った。
少し顔を赤らめるAを見ると、
少年探偵団はヒューヒューと騒ぎを立てる。
皆が思っているような仲じゃないと、
口を大にして言いたいがグッと堪える。
自分の席に戻ると、
コナンくんが耳元で話そうと顔を近づける。
口元に手を当て近づいてくるコナンくんに私も顔を向けた。
「やっぱり、大変そうだね。」
「うん……ソウカモ。」
小声でこっそり話すコナンくん。
その通りかもしれない。
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カレーを食べ終えた後、
子供たちは揃ってトランプで遊んでいる。
一方その頃、Aと沖矢は互いに食器を洗っていた。
彼から洗った食器を受け取り、タオルで水気を拭き取る。
「ひとつ、聞いてもいいかな。」
「なんですか?」
「君は、いつかは元の世界に帰るのか?」
元の世界……
来た当初は毎日そんなこと考えてたけど……
いつ戻れるのか、もしくは戻れないのか。
全く分からない。
「さあ……私にも、分かりません。」
「そうか、」
淡々と手を止めることなく会話が進んだ。
本当に、この先どうなるんだろう……
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砂糖(プロフ) - もなかさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!よければこれからもよろしくお願いします〜(;;) (8月17日 21時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 更新いつも楽しみにしてます!いつもありがとうございます!! (8月9日 13時) (レス) @page46 id: 444b93c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - NATSUさん» ありがとうございます!頑張ります〜! (8月6日 15時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 今後の展開が楽しみです (8月6日 13時) (レス) @page42 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - レモンさん» わ〜!!!ありがとうございます(;;)めちゃくちゃ嬉しいです!!頑張りますね〜!( ˊᵕˋ ) (7月31日 20時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖 | 作成日時:2023年7月7日 16時