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顔を洗い、部屋着から着替える。
身なりを整えて下へ向かった。
部屋に入るとキッチンに立っている沖矢昴、
もとい赤井秀一。
なにか飲もうと、冷蔵庫を開けてグラスにお茶を注いだ。
冷たい飲み物を身体に流し込む。
昼食の準備の手伝いをしようと彼に声をかける。
「私も手伝いますよ。」
「ああ、ありがとう。」
そういえば……
な、なんて呼べばいいんだろ……
赤井さん、?昴さん……?
姿は沖矢昴だし……昴さんでいいかな。
「ん?どうかしたか。」
「へっ?ああ……いや……」
いやでも声は赤井秀一……
慣れない……変な感じがする。
「その……なんて呼ぼうか迷ってしまって……アハハ。」
「君の好きなように呼べばいいさ。」
好きなようにか……
まあでも、この姿で赤井さん呼びに慣れちゃうのも
ちょっと危険な気がするし……
「間違えて呼んじゃったら大変なので、昴さんにしときます。」
答えを出して、私も料理を手伝うことにした。
「にしても、その姿で赤井さんの声はちょっと慣れないですね……」
「じゃあ____」
首元のチョーカー型変声機に手を掛ける。
「____こちらの方がいいかい?」
「え、ええ……」
声は戻ったけど、口調は赤井さん……?
私と話すときにいつも敬語だったからか……
どちらにせよ、結局違和感が残ってしまうのだった。
大きな鍋にごろごろと野菜が入れられる。
昴さんが作ろうとしてるのは多分カレーだけど……
明らかに二人分の量ではない。
めちゃくちゃ作るじゃん!!
何人前よ……
「またお裾分けですか?」
「いえ、今日は子供たちが遊びに来るようなので。無くならないように少々多めに作ろうと思ってね。」
どうやら少年探偵団が来るらしい。
会うのちょっと久しぶりかも…?
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砂糖(プロフ) - もなかさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!よければこれからもよろしくお願いします〜(;;) (8月17日 21時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 更新いつも楽しみにしてます!いつもありがとうございます!! (8月9日 13時) (レス) @page46 id: 444b93c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - NATSUさん» ありがとうございます!頑張ります〜! (8月6日 15時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 今後の展開が楽しみです (8月6日 13時) (レス) @page42 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - レモンさん» わ〜!!!ありがとうございます(;;)めちゃくちゃ嬉しいです!!頑張りますね〜!( ˊᵕˋ ) (7月31日 20時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖 | 作成日時:2023年7月7日 16時