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「____では、」
予測不能な事態に顔に一気に熱が集まる____
「___付き合いますか?私たち。」
身動きが取れない。
所謂、壁ドンという行為。
「な、なに……いって………冗談は____」
____ッ……!
言葉の途中でグッと顔が近くなり思わず目を瞑った。
「冗談に____」
___昴さんが口を開き、思わず目を開ける。
「___見えますか?」
彼の糸目から薄ら見えるグリーンの瞳が私を捉えていた。
「す、すばる……さん……」
距離も近い、身動きも取れない。
「っ……」
思わず顔だけを左に背けた。
恥ずかしさと混乱が相まって今すぐにでもこの場を立ち去りたい。
.
.
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「あ……あの!!!」
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「この話は……っ……ストーカーの件が終わるまで……ナシ……で、す……」
必死に声を振り絞ると、掴まれていた手首と肩がゆっくりと離された。
すぐさま表情を悟られないよう、背を向けた。
「昴、さん……あまり、心臓に悪いので……こういう事は……」
調子が乱される。
「ほう……それは、私にもチャンスがあるという事ですか?」
っ……
「そ、それは……わかり、ません………」
こんなことをされたら意識したくなくても不可抗力だ。
キュッと反対側の腕の裾を掴んだ。
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砂糖(プロフ) - もなかさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!!!よければこれからもよろしくお願いします〜(;;) (8月17日 21時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 更新いつも楽しみにしてます!いつもありがとうございます!! (8月9日 13時) (レス) @page46 id: 444b93c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - NATSUさん» ありがとうございます!頑張ります〜! (8月6日 15時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 今後の展開が楽しみです (8月6日 13時) (レス) @page42 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - レモンさん» わ〜!!!ありがとうございます(;;)めちゃくちゃ嬉しいです!!頑張りますね〜!( ˊᵕˋ ) (7月31日 20時) (レス) id: 066e60113b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖 | 作成日時:2023年7月7日 16時