【season3】朝起きたら、トリップしちゃった系【名探偵コナン】

94【同居生活】 ページ2

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あの後、空き部屋に案内してもらい軽く荷物を整理した。

実感は……あまり湧かない。



にしても……



そっと気づかれないように沖矢さんに視線を送る。



｢ん？どうかしました？｣



｢い、いえ……！なんでも……｣



っていうのは無理で、すぐさま目線を床に逸らす。



って！気づかれちゃったじゃん！！、！



さすがFBI、といったところだろうか。



昴さんと対面で食事するのは、やっぱり緊張する。

工藤邸のときとは違って、
テーブルサイズが小さく距離が無い。

あのときは大きめなテーブルだったから……



｢そういえば、明日はお仕事ですか？｣



｢はい、明日もシフトに入れてもらっています。｣



｢わかりました、仕事に行くときは送っていきますので。後でシフト日を教えてくださいね。｣



本当に申し訳ないな……毎度送ってもらうなんて。



｢わかりました……すみません、お手間取らせてしまって。｣



私はペコっと頭を下げた。



｢いえ、なにかあってからでは遅いですから。それに……｣



それに……？



言葉を一瞬躊躇った後で彼はこう呟いた。



｢貴方のことが心配ですからね。｣



不覚にも、一瞬ドキリと少し胸が高鳴ってしまった。



｢す、すみません……本当に、なにも相談してなくて……｣



｢その事はもういいですよ。これからはちゃんと教えてくださいね。｣



次ちゃんと相談しなかったら今日以上に怒られるだろう。



｢ハイ……｣



にしても……

昴さん一緒に住むってなって気を使わないかな……？



仮にも沖矢昴は赤井秀一だ。

私が一緒に住むということは
変装にも気を使わなければいけないという事。



なんだか、私がストーカーされたばっかりに……

申し訳ない。

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