悲しき恋【王女の男】 (ページ6)

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とめられない想いページ6

シン・ミョンside

お嬢様の様子が明らかにおかしかった。
これは、スンユに聞くのがいいか。
街を歩いているとちょうどスンユとチョン・ジョンがいた。

ﾐｮﾝ「何してるんだ」

ｼﾞｮﾝ「シン・ミョン！...悪い...」

ﾐｮﾝ「なんの事だ」

ｽﾝﾕ「A...縁談の話を聞かれた」

ﾐｮﾝ「っ！...だから...あの時」

ｼﾞｮﾝ「どうするんだ？...諦めるのか？」

ﾐｮﾝ「...」

ｽﾝﾕ「好きな女一人...笑顔にできないのか」

ﾐｮﾝ「なに？」

ｽﾝﾕ「愛しいと思うなら...何があろうと離すなよ」

スンユに言われた言葉を聞き俺は目が覚めた。
そうだ...縁談だろうが何だろうが私はお嬢様を誰よりも愛おしいと思っている。
この気持ちに嘘偽りはない。
そう思えば2人には何も言わずにその場から走り出してお嬢様を探すことにした。
町中探したが全然見当たらなかった。
思い当たるところといえば...1つしかない。
それはお嬢様と初めてあった場所。
昔、川辺を歩いている時一人の女子が座り込んでいた。
近寄り見ると足を怪我していたため私が背におぶって屋敷近くまで連れていった。
その時お礼にと頬に接吻をされた。
あの日以降私の心はお嬢様に捕えられた。
お願いだ...居てくれ！