体が勝手に ページ26
気持ちが落ち着き戻ってみると何やら兵が沢山いた。
ミンジェが手出しをしようとしたのを見てはそれを止めた。
何とか兵を掻い潜って屋敷の中に入ると外から声が聞こえて向かうとチョン・ジョンさんに刀を向けてるのを見てはチョン・ジョンさんの前に立つ。
ミョン「っ!...何故ここに」
『そんなことどうでもいいです...こんなことまでしてお兄様を捕まえ殺したいのですか!』
ミョン「あなたに何がわかる...大罪人の家族の娘のあなたに!」
『あなたの気持ちなんてわかるわけないじゃないですか!...でも...あなたが...辛く苦しんでるのは分かります...だから...もうこんなこと...』
私はシン判官様の気持ちはわからない。
シン判官様にはシン判官様なりの考えがあるのをよく知ってるけど、それで仕方ないとは思えない。
刀がゆっくりと下がっていくと目の端にお兄様がシン判官様に向かって矢を放ったのを見ては体が勝手に動いてシン判官様の押して退けた途端私の背中に矢が刺さった。
私はゆっくりと倒れ気を失った。
シン・ミョンside
いきなり押されたと思えばお嬢様の背に矢が刺さっていた。
倒れるお嬢様を受け止めると息はしてるが気は失ってしまっているみたいだ。
キョンヘ「Aっ...A!」
ジョン「とにかく医者をっ」
スンユ「俺が...Aを...」
セリョン「しっかりしてください...とにかくお医者様を...」
ミョン「ジャボン!医者を今すぐ探し連れてこい!」
ジャボン「はっ!」
ミョン「他の者はこの事を他言するな!他言すれば斬る!」
兵達「はっ!」
今はキム・スンユのことや国の事など考えることなんてできない。
腕の中で眠ってしまっているお嬢様をとりあえず中に運ばなくてはいけない。
矢を折り抱きあげれば中に連れていき布団に寝かせた。
直ぐに医者が来て処置をしてもらい2、3日で目が覚めるらしい。
俺はキム・スンユとチョン・ジョンとキョンへ王女様と話をしていた。
スンユ「どうするつもりだ」
ミョン「俺はもうお前達とは昔みたいに居られない」
ジョン「そんなのわかんないだろ?...少なくとも俺はお前はなんだかんだで変わってないと思ってる」
スンユ「俺もそう思う...シン・ミョン...昔みたいに手を取り合おう」
ミョン「分かった...お前達の為にも...お嬢様の為にも.....俺は今まで通り向こう側という感じでいるが情報は流す」
スンユ「あぁ頼む」
ミョン「俺は都に帰る...お嬢様を頼んだ」
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作者名:泡姫 | 作成日時:2019年3月28日 0時