別れ ページ44
寮を後にして私は門に向かう。
そこには相澤先生が立って待っていた。
相澤「バレたか？」
『はい...でも、言えてよかったです...』
相澤「そうか」
ジョークさんが迎えに来るまで2人で待つことに。
相澤先生を横目で見ると壁にもたれ掛かりながら何か考えている様子だった。
相澤「悪かった」
『えっ...』
相澤「生徒一人守れなかった」
『これは私が犯した罪です...相澤先生のせいではないです...それより相澤先生...腕は』
相澤「大丈夫だ...ただのかすり傷だったしな」
『そうですか』
あの時撃たれてしまっていた腕がずっと気がかりだったが腕を回して大丈夫というふうに言われれば安心した。
夜空を見ながらここでの生活を振り返っていた。
相澤「...感情豊かになったな」
『えっ...そうですか？』
相澤「あぁ...前まではずっと無表情だったからな」
『あんまり気にしてなかったです』
相澤「あの事件は良いものじゃないが...お前がそうして笑えるようになったなら良かったのかもな」
『...そうですね...』
門の前に車が止まりそこからジョークさんが出てきた。
ジョークさんと少し話してから私の荷物を車に乗せた。
私は相澤先生に学生証を返した。
これでもう私は雄英の生徒ではない。
ｼﾞｮｰｸ「じゃあいこうか！」
『はい...』
相澤「ジョーク...西宮を頼む」
ｼﾞｮｰｸ「...任せときなよ...イレイザーの大事な生徒だもん...立派なヒーローにするよ」
相澤「あぁ...」
『相澤先生...今までありがとうございました』
相澤「...無茶するなよ」
『...はい...』
相澤先生に頭を下げてお礼をいえば優しく頭を撫でられると先生への想いが溢れてきそうだった。
私は車のドアに手をかけては開けようとしたが少し考えてからバッと振り返り先生の捕縛布を掴んで下に引っ張り少し屈んだ所で先生の頬にキスを落とした。
相澤「っ！」
ｼﾞｮｰｸ「ヒュ〜」
『先生...さようなら』
そう言って車に乗り込んだ。
直ぐに車は走り出した。
隣に座ってるジョークさんは優しく私を抱きしめてくれた。
ｼﾞｮｰｸ「辛いね...今は好きなだけ泣いていいよ...泣き終わったら私が笑わせてあげるから」
『っ...はい...ありがとう...ございます』
好きな人との別れは辛い。
生徒と教師じゃなくなったからと言ってこの恋が報われるわけでないのはよく分かっていた。
だからせめてと思いした行動。
雄英を離れると同時にこの恋もあそこに置いていくことに決めた。
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-Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）(プロフ) - *泡姫*さん» 小説が小説してますね…！(((落ち着いた感じ凄くいいですね… (2019年1月27日 22時) (
レス) id: c2a3cfc861 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - -Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）さん» コメントありがとうございます！作品を読んでいただきありがとうございますm(_ _)mイメ画も褒めて下さりとても嬉しくて舞い上がっております(〃A〃) (2019年1月27日 22時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
-Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）(プロフ) - はじめまして！相澤先生の作品、読んでいたのですがどれも好みにぴったりでした！！イメ画のヒーローverがとてつもなく好きです！！そして夢主ちゃん可愛い(ﾉ≧▽≦)ﾉ (2019年1月27日 21時) (レス) id: c2a3cfc861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡姫 | 作成日時：2019年1月27日 17時
