一番最初に ページ30
相澤side
生徒達の訓練の様子を見ている時にどうしても西宮の様子を特に見てしまう。
エクトプラズムさんに聞いたところコスチューム改良でチェーンを使って拘束するという事をする事になったらしいが今までそういうことをやってこなかったからか上手く出来てないのが見ていてもわかる。
元々の天才的に強いのだがその才能を持っていてもそう簡単に出来ることではない。
俺は1番最初に俺に質問してくるものだと思っていたがまさかのアイツが行った場所は瀬呂の所だった。
決して悪い事じゃない。
生徒同士で意見を聞いてやるのはなんなら普通のことだ。
そうわかっているが...何故か俺の心はどす黒い感情が渦巻いていた。
ﾐｯﾄﾞﾅ「なに？嫉妬？」
相澤「変なこと言わないでください」
ﾐｯﾄﾞﾅ「事実でしょ？...それともまだ認めないの？」
相澤「認めるも何も...俺は教師でアイツは生徒です...そういった感情はないですよ」
ﾐｯﾄﾞﾅ「変なところ堅物よね...他の男に取られても知らないわよ」
そう言いながらミッドナイトさんは他の生徒の元に歩いていった。
それを横目で見てからまた西宮の方に視線を戻す。
仲良さそうに話しているのを見るとまた心に黒い感情が生まれる。
今日の圧縮訓練を終えて俺は職員室で書類をまとめていた。
まとめていてもさっきの光景が頭によぎり集中出来ず職員室を出て歩いているとコスチューム姿でなにか思い悩んでる西宮が歩いているのを見つけては考えるよりも先に体が動き西宮を呼び止めていた。
相澤「どうかしたか」
『相澤先生...チェーンでの拘束が上手くいかなくて』
相澤「...少しなら教えてやる」
『っ！...いいんですか？』
相澤「あぁ...」
『ありがとうございます！』
運動場Ωについては細かいところをアドバイスすればものの1時間で出来るようになっていた。
やはり覚えはいい。
『ありがとうございます...やっぱり先生に教えてもらうのが1番でした』
相澤「ならなんで最初に来なかった」
『先生に頼りっぱなしもいけないと思ったので...』
相澤「...そんなこと気にしなくていい...お前は生徒なんだ...好きなだけ頼ればいい」
『はい...』
相澤「.....これからは一番最初に俺を頼れ」
『っ.....はい...そうします』
つい言ってしまった言葉に西宮も少し驚いた顔をしていたがすぐにいつも通りの無表情に戻ればそう言った。
ただ一瞬見えたアイツの微笑んだ顔が俺は忘れられなかった。
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-Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）(プロフ) - *泡姫*さん» 小説が小説してますね…！(((落ち着いた感じ凄くいいですね… (2019年1月27日 22時) (
レス) id: c2a3cfc861 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - -Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）さん» コメントありがとうございます！作品を読んでいただきありがとうございますm(_ _)mイメ画も褒めて下さりとても嬉しくて舞い上がっております(〃A〃) (2019年1月27日 22時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
-Rei- レイ（休日、平日夜帯浮上中）(プロフ) - はじめまして！相澤先生の作品、読んでいたのですがどれも好みにぴったりでした！！イメ画のヒーローverがとてつもなく好きです！！そして夢主ちゃん可愛い(ﾉ≧▽≦)ﾉ (2019年1月27日 21時) (レス) id: c2a3cfc861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡姫 | 作成日時：2019年1月27日 17時
