もどかしい関係 ページ20
それから先生の看病のおかげで風邪も治りいつも通りの生活に戻った。
2年以上付き合っていた私達は1度関係を無くし元の生徒と教師という関係に戻った。
戻ったのはいいのだがなかなかもどかしいものだ。
お互い両想いなのを知ってるのに少し距離を置かないといけないのだから。
二人っきりにもなってはいけないため本当にちゃんと話せる時間がない。
メールや電話はしてるがそれぐらいだ。
今はヒーロー情報学。
先生が黒板にプロジェクターでなにか写し出しながら説明をしてる。
その姿を見ながらふと手を見ていた。
(そういえば...あれから先生に触れられてないし触れてない)
それもそうか。
そういうものなのだから。
でも、無性に先生の温もりが欲しいと思ってしまう時があるのも事実。
プリントが配られてそこには最終進路希望と書かれていて私はそこに事務所の名前を書こうとしたのだが先生が見回りしながらこちらに来てるのに気づき珍しく手を出しているのを見ては私の横を通る時にその手に触れてみた。
すると先生は立ち止まり私の方を見ては用紙をのぞき込むように屈んできた。
その様子に特にみんな気にする感じはなくて自分のことでいっぱいという様子だった。
相澤「柳瀬はもう決まってるだろ」
『まぁ...そうですけど...っ！』
まだ私の用紙が白紙なのに疑問に思うように目線をこちらに向けてくる。
私は普通に答えたが手の違和感に体が固まる。
先生は私の左手に自分の左手を這わせてそのまま恋人繋ぎのように握ってきたのだ。
私は目線を下に向けて顔を赤くしながらも久しぶりの先生の温もりに心拍数がうるさいほど上昇していた。
相澤「煽るなって言ったろ...仕返しな」
私にだけ聞こえる声でそう言ってはいたずらっ子みたいに笑っては手を離して他のみんなのところを見に行った。
私は赤い顔を隠すように両手で顔を覆う。
あんなの反則だ。
私はやられっぱなしでムッとしては第1希望にとある言葉を書いては一番後ろなのでみんなのを集めて先生に渡しに行く。
全員のが手元にくれば先生はペラペラと捲り見ていく。
相澤「...大体のやつは前と変わらずだな...っ！」
切島「先生どうしたんすか？」
相澤「いや、なんでもない」
先生はとある用紙を見ては目を見開いていた。
しかし、すぐにいつもの表情に戻っては普通に授業に戻っては話をして授業が終わった。
相澤「以上だ...柳瀬...放課後、職員室来いよ」
『はい』
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*泡姫*(プロフ) - ここなさん» コメントありがとうございます！リピして下さるなんてとても嬉しいです(^^)原稿頑張ってください！誤字などは気をつけて直していきます！ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2018年12月25日 20時) (
レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - この作品がすごい好きで、何度もリピして読ませていただいています。更新が楽しみで仕方がなく、冬コミ原稿落としかけです(汗)これからも更新されるの楽しみにしております。あ、所々誤字があります。 (2018年12月25日 17時) (レス) id: d86714caa1 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - 神聖なアルコールさん» コメントありがとうございます！外見指定の方がお嫌いでも読んでいただけてとても嬉しいです！意味は知りませんでしたがただたんに泡姫という単語が好きなだけなのでこのままにしておきます！教えていただきありがとうございますm(_ _)m (2018年12月25日 16時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
神聖なアルコール - 外見指定はあまり好きではないけど素晴らしく面白かったです！ところで泡姫ってソープ嬢って意味ですよ (2018年12月25日 15時) (レス) id: ac528e5cb0 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - りとにゃんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！誤字の指摘ありがとうございます！すぐになおしますね！ (2018年12月25日 6時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡姫 | 作成日時：2018年12月17日 23時
