2番目でもいい･･･【相澤消太】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:25,372 hit

3話ページ4

相澤side

相澤「ならそのテレビ局に行けば会えるのか？」

ﾏｲｸ「待て待て！お前のその格好で行けばお前が不審者扱いされるぜ」

相澤「あ？」

ｵｰﾙﾏ「彼女に用事があるなら...電話してみようか？」

相澤「知ってるんですか？」

ｵｰﾙﾏ「あぁ...何回か食事とかにも行ってるからね」

そう言って携帯を取り出しているのを見ては羨ましいと思ってしまったのは言うまでもない。
マイクは相変わらず隣でニヤニヤしているのを捕縛武器で縛りあげて見えないようにした。
オールマイトさんはいきなりマッスルフォームになっては...

ｵｰﾙﾏ「私が電話をしたー！」

『ｱﾊﾊﾊ...笑わせないでください...オールマイトさん』

電話口からは前にあった女性の声が聞こえてきた。
笑った声を聞いて大人っぽい見た目だが笑い声は可愛いなと思って耳を傾けていた。
それを言った途端オールマイトさんは元の姿に戻った。

ｵｰﾙﾏ「いやぁごめんね...仕事中に...実は少し話があって...今日会えたりする？」

『大丈夫ですよ...あっオールマイトさんに聞きたいことがあるんです』

ｵｰﾙﾏ「なんだい？」

『少し前に私を助けてくれたヒーローがいるんですけど...名前聞くの忘れてしまって...お礼したいんですけど』

ｵｰﾙﾏ「あー...それならこっちで何とかしとくよ...うん...じゃあいつものところに...」

ﾏｲｸ「どうだったんすか？」

そう言って電話を切れば勝手に捕縛武器から抜け出したマイクが俺よりも食い気味でオールマイトさんに聞いていた。

ｵｰﾙﾏ「今日食事に誘ったから相澤君も来れば会えるよ...彼女も君にお礼を言いたいみたいだしね」

ﾏｲｸ「相変わらず律儀だな...Aも」

相澤「なんかすいません」

ｵｰﾙﾏ「いいよ、相澤君にはいつもお世話になってるしね」

オールマイトさんのおかげであの女性に会えることになった。
少なくとも心が踊ってしまう。

ﾏｲｸ「あっ...イレイザーに悲報だぜ」

相澤「あ？」

ﾏｲｸ「アイツ...彼氏いるぜ」

相澤「は？」

ｵｰﾙﾏ「あぁ...確かにいるね...確かかなり有名な外科医で...えーっと...柊聖司だったかな」

相澤「その人って...」

ﾏｲｸ「俺達の1個上だった柊先輩だ」

相澤「...」

ﾏｲｸ「まぁその恋を諦めるのも諦めないのもお前の自由だぜ」

彼氏がいたとはな。
まぁあれだけ綺麗ならいて当たり前か。
だがそれが柊先輩だとはな...。