2番目でもいい･･･【相澤消太】 (ページ26)

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25話ページ26

噴水が見えてくればその前にポケットに手を突っ込んで立っている消太さんを見つけた。
私はその姿を見ては心がはち切れそうになっていた。

『消太さん！』

相澤「っ！...A？...どうやって来たんだっ」

『マイクさんと...オールマイトさんにお願いしました』

背中を向けていた消太さんは私の呼びかけにビクッと肩を揺らして振り向けば目を見開いて驚いていた。
消太さんより3mくらい離れたところで立ち止まり乱れている呼吸を整える。

相澤「式はどうした」

『...抜け出してきました』

相澤「っ...」

『消太さん...身勝手だって分かってます...あなたのヒーロー活動の邪魔になることもよく分かってます...でも...私は消太さんが好きですっ...もうこの気持ちに嘘つけないんです...だから...だから』

涙を流しながら私の本当の気持ちを伝えた。
その言葉を聞いて消太さんがどんな顔をしてるかなんてわからない。
私は俯いてしまっているから。
すると足音が聞こえたと思った途端腕を捕まれ引き寄せられてはギュッと抱きしめられた。

『っ！』

相澤「俺もお前が好きだ...もうこの気持ちを抑えることなんて...出来ない...だから...付き合ってくれ」

『っ...はい...お願いします』

涙を流しながらも微笑んでそういえばかかっているヴェールを後ろにしては優しく頬に手を添えて唇を重ねた。
もう離れない...絶対に...
そのことを違うように何度も何度もキスを交わした。
それからこの服では目立つため女性教員であるミッドナイトさんに服を貸してもらった。

『ありがとうございます...ミッドナイトさん』

ﾐｯﾄﾞﾅ「気にしないで！でも、まさかヒーロー界NO.1の人気のAちゃんがイレイザーと付き合うなんてね」

『NO.1ではないと思いますけど...』

そんな話をしてるうちに会議室について中に入れば教員の人がみんな集まっていた。
私は消太さんの隣の椅子に座った。

根津「さて話をしようか...彼女は相澤君と付き合うことになったけど元々の婚約者である柊君が引き下がるとも思えない...そこで彼女をここで匿うことにしたよ」

『えっ...いいんですか？』

根津「少なくともヒーロー業界で君のことを知らない人はいない...皆君の頼みならなんでも聞いちゃう...それも君の魅力のうち...僕もその魅力にやられたヒーローの1人ということさ...」

『ありがとうございます...でも仕事は？』

根津「それももう決めてあるさ」