2番目でもいい･･･【相澤消太】 (ページ23)

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22話ページ23

相澤side

俺は腕を後ろに引っ張られ驚き横を見ると俺の前に出ようとしてるAがいた。
Aに手を伸ばそうとした途端、銃声がなり俺の前で血が飛び散った。
目の前で倒れるAがスローモーションに見えた。
受け止めれば薄らと開いていた目の焦点を俺に合わせては口をゆっくり動かした。

『よかった...』

そう声は出ていなくても口の動き方で分かった。
微笑んではそのまま目をつむって反応がなくなった。
手で抑えていても溢れてくる血に焦りが出てくる。

ﾏｲｸ「イレイザー、Aは？！」

相澤「危険な状態だ...シンリンカムイ...そいつを警察に頼む...マイク、柊さんを頼んだ...俺はAを連れてく」

ﾏｲｸ「OK！」

ｼﾝﾘﾝ「了解！」

そう伝えては抱き上げては外で待っているであろうリカバリーガールの元に向かう。
救急車の隣にリカバリーガールを見つけた。
向こうも気づいたらしくすぐにドアを開ければ担架の上に寝かせる。

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「腹部に弾丸がめり込んでるね...おそらく臓器も傷つけてる...なにより出血が多い...それを早くとめないといけないさね」

相澤「お願いします...」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「アンタが最近女ができたとかヒーロー界では有名だけど...この子かい？」

相澤「そういう関係じゃないです」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「でも...お前さんは好きという気持ちを抱いてるさね」

相澤「...」

ﾘｶﾊﾞﾘｰ「まぁプライベートの事はこれ以上聞かないでおくよ...とりあえずアンタもついてきな」

相澤「はい」

病院についてすぐに手術が始まった。
少ししてマイクと柊さんがやってきた。

柊「Aは...」

相澤「手術中です...危険な状態なのは変わらないようですが」

柊「くっ...」

相澤「俺は報告書を書かないといけないので...後はお願いします」

柊「...知ってたよ...相澤とAが繋がっていたこと」

相澤「っ！」

ﾏｲｸ「知っててほっといたんすか？」

柊「そんなわけないだろ...この写真...彼女に見せた」

そう言って携帯を見せてくればそこには前に夏祭りで2人で隠れてしていたキスの写真だった。
あの場にいたのか。

柊「相澤が仕事中なのは知ってた...だから彼女脅したんだ...この写真がばらまかれれば...イレイザーヘッドのヒーロー活動は制御されると...だからそれが嫌なら関係を切って僕と結婚しろと...彼女は直ぐに了承して関係を切った...だからお前ももう彼女に近づくな」