2番目でもいい･･･【相澤消太】 (ページ3)

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2話ページ3

相澤side

あれから2日経ち学校に来ているのだがこの前会ったあの人が頭から離れなかった。
年は恐らく俺よりは下。
なにより名前を聞いていなかったためこのハンカチをどうすればいいか悩む。
ふと裏を見ると刺繍でNaruseと書かれていた。

ﾏｲｸ「Hey！イレイザー！お前そんな綺麗なハンカチとか持ってんのか！意外だな」

相澤「俺のじゃねぇよ...前に助けた人が怪我した俺に渡したんだよ」

ﾏｲｸ「その割には大事そうに持ってんな...まさか！」

相澤「まさかじゃねぇよ...いちいちうるせぇ」

ｵｰﾙﾏ「おはよう、お二人さん」

ﾏｲｸ「Good morning!オールマイトさん」

相澤「おはようございます」

ハンカチのことを言われればそう言って机の上に置けばいちいちからかってくる同僚に睨みながらそういえば平和の象徴でありNO.1ヒーローのオールマイトさんが出勤してきた。
ヒーローてしては憧れるが...教師としては見込みゼロだ。

ﾏｲｸ「オールマイトさん聞いてくださいよ...イレイザーの奴女の子からハンカチなんか貸してもらったらしいんすよ」

ｵｰﾙﾏ「ほぉー...相澤君が誰かから貸してもらうなんてなんか珍しいね」

相澤「俺だってそういう時はあります」

ｵｰﾙﾏ「ん？そのハンカチがそうかい？」

相澤「はい、そうですけど...」

ｵｰﾙﾏ「ちょっと見せてもらってもいいかな？」

オールマイトさんがハンカチを見てはなにか気になるのか見せて欲しいというため手渡して見ているとあっ...という声とともに何か納得したような顔をしていた。

ｵｰﾙﾏ「やっぱり...これは成瀬君のだね」

ﾏｲｸ「成瀬って...あの成瀬っすか？」

ｵｰﾙﾏ「あぁ...このハンカチ前に彼女が持ってるの見たことあるからね...ここに名前もあるし」

ﾏｲｸ「WAO！ホントだ」

相澤「成瀬？」

2人はよく知ってるみたいな反応をしているのを見ては不思議に思う。
この2人が知っていて俺が知らないのは物凄く珍しい事だからだ。

ﾏｲｸ「あーメディア嫌いのお前が知らないのも仕方ないな...成瀬A...このハンカチの持ち主の名前だ」

ｵｰﾙﾏ「彼女はテレビ局の受付をしていてね、メディアに出るヒーロー達はよく知ってる人物さ」

相澤「そうなんですか」

ﾏｲｸ「Angelのような笑顔にAngelのような性格...アイツに好意を抱く男は多いぜ...その分ストーカー被害や男関係の被害はかなりあるけどな」

この前のあれも恐らくそう言ったやつの犯行か。
でも、好意を抱くのはわかる