2番目でもいい･･･【相澤消太】 (ページ20)

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19話ページ20

聖司さんと一緒に挙式の打ち合わせをして帰っている途中病院から呼び出された聖司さんを待つため車の中にいたのだがちょうどマイクさんのラジオが流れていた。
それもゲストは消太さん。
めちゃくちゃ珍しいことで私は気にしてないふりをしてながらも耳はそっちに向いていた。

ﾏｲｸ「リスナーからお便りが届いてるぜ！ペンネーム...うさぴょんからだぜ！Thank you！プレゼントマイク、イレイザーヘッドこんばんわ！...」

相澤「こんばんわ...」

ﾏｲｸ「私は最近好きな人と別れました...今も好きですが彼の将来のことなど全てを考えて私では彼には不釣り合いだと思い別れを告げたのですが今だにその人が好きです...この気持ちどうすればいいのでしょうか？...アドバイスともしそういう体験があったら教えてください」

お便りの内容を聞いて私みたいだなと思いながら窓の外を見ていた。
消太さんなんて答えるんだろう。
いや、彼なら面倒くさって適当に答えそう。

ﾏｲｸ「それは辛いな...そんな健気なリスナーうさぴょんにそういう経験をしたイレイザーが親身になって答えてくれるぜ」

相澤「勝手に決めんな」

ﾏｲｸ「いいじゃねぇか...お前も最近色々あったろ」

相澤「ちっ...そんなの自分で決めることじゃないんじゃないか」

ﾏｲｸ「というと？」

相澤「...自分は不釣り合いとか思ってるかもしれないが相手はそう思ってないかもしれないだろ...相手の気持ちも聞かないうちに別れるなんて合理的じゃない」

ﾏｲｸ「お前もそうだったのか？」

相澤「.....そんな感じだ」

ﾏｲｸ「という事だうさぴょん！まだ好きなら気持ちをぶつけに行ってこい！彼もそれを待ってるかもしれないぜ！」

その言葉を聞いて私は心がまた揺らいでいた。
消太さんもそう思ってくれてるのだろうか。
私の事今でも好きでいてくれてるのだろうか。
いや、ダメだ...彼のヒーロー活動を制限するような事しては行けない。
そう決めて彼と別れを告げたのだから。
ラジオを変えるとちょうど聖司さんがきて家に向かうことに。
信号で止まるとちょうど速報が流れてきた。

ﾗｼﾞｵ「ここで速報です...〇〇市✕✕町にてヴィランが出現...なんでもカップルに異常なほど嫉妬をしているらしくカップルの皆さんはお気をつけください」

柊「ここら辺だね...早く帰ろうか」

『はい...』

？「こいつらが1番腹立つ」

その声とともに私達は何者かに連れ去られてしまった。