9話 ページ10
目が覚めた時はあの日から1週間以上は過ぎてしまっていた。
肩のキズは残ってしまうも言われ自分の傷を見て少し俯いているとノックの音と共にドアが開かれるとお兄ちゃんが入ってきた。
相澤「目覚めたか」
『うん...』
相澤「ほら...お前の好きな雑誌だ」
『ありがと』
お兄ちゃんは雑誌を渡してくれればそれを受け取って枕元に置く。
退院は２日後。
ちょうど体育祭の日だ。
もちろん私は参加できないのだけど。
『お兄ちゃん...そんな姿で学校大丈夫なの？』
相澤「目は見えるし足も動かせる...大丈夫だ」
『そっか...』
相澤「早く元気になれよ」
そう言ってお兄ちゃんは病室から出た。
お医者さんが言っていたけど目に後遺症が残るかもしれないらしい。
その事を考えると体が少し震える。
それから退院して久しぶりの学校は体育祭終わってすぐの時だった。
『おはよ』
葉隠「Aちゃん！心配してたよ！」
『心配させてごめんね』
芦戸「もう！あんな無茶やめてよ」
『うん...そうする...みんな凄かったね！テレビで見てたよ』
麗日「Aちゃんいたら絶対優勝してたよ」
『それはないよ...爆豪君とか轟君より私は下だから』
耳郎「またまた謙遜して」
『謙遜なんかじゃないよ...私は弱いから』
蛙吹「？」
相澤「おはよう」
ドアが開きお兄ちゃんが入ってきて私は目を見開いた。
右目の下の傷...たぶんUSJ事件の時の後遺症。
今日は私自身寝坊したのとお兄ちゃんは逆に早かったから会ってなくて包帯取れたのも初知りだった。
あのキズは...多分私のせいで。
そう思えば悔しさと苛立ちから拳を強く握っていた。
それから職場体験のためにヒーロー名を決めることになったのだけ私の頭の中はそんなこと考えていられなかった。
ﾐｯﾄﾞﾅ「後は...爆豪君と飯田君と緑谷君とAちゃんね」
相澤(...アイツ...他のこと考えてやがる)
私のせいであんな目に遭わせてしまった。
私のせいで個性の制限がさらに厳しくなった。
それなのに私は...なにも...なにも。
ﾐｯﾄﾞﾅ「後は...Aちゃんだけだけど」
相澤「アイツは俺が聞いとくんで大丈夫です」
ﾐｯﾄﾞﾅ「...そう！お願いね」
いつの間にか授業は終わっていて職場体験の紙を見てボーッとしていた。
今の私に必要なのはなんなのだろうか。
強さ...判断力...応用力...いや、全て。
全てがかけてるんだ私。
一日が終わり家に帰り夕ご飯の支度をしてるとお兄ちゃんが帰ってきて一緒に食べた。
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百瀬(プロフ) - 先生の新たな一面が！！(*/ω＼*)ｷｬｰ (2022年8月21日 22時) (
レス) @page23 id: 41d65016a7 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - 郁さん» コメントありがとうございます！そんなこと言っていただけてとても嬉しいです！これからも更新頑張っていきます(´∇｀) (2018年11月23日 21時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - 凄く素敵な作品ですね！夢主ちゃんもとても可愛くて…、大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年11月23日 14時) (レス) id: 05db0bf917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡姫 | 作成日時：2018年11月20日 2時
