帝丹小の音楽教師は降谷さんの彼女です。 (ページ8)

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新米教師ページ8

同居生活もすっかり慣れて、帝丹小で教師を始めてからしばらくして。
どこで聞いたのか、私が伝説の音大生だったと聞いた帝丹中の学生が遊びに来た。

園子「先生に、今度やるミュージカルの指導をお願いしたいんです！」

『いいわよ。ただ、私はスパルタだから、厳しくなったらいつでも言ってね。』

蘭「ありがとうございます！」

………

蘭「めちゃくちゃ美人の先生だったね！」
園子「そうね！びっくりしちゃった！」
新一「スパルタだって言ってたけど平気なのか？」
園子「美人の言うことはみんな聞くでしょ。」

………

『ってことがあってね、明日中学に行くんだ。』
「へえー、わざわざ依頼しに来るなんてすごいな。」
『まあ、頑張るよ！』
………

問題は…工藤くんね。みんなで合唱するところで1人だけずれてる。
あとは、楽譜をそのまま読んでる感じ。

『音符には、楽譜には書いてなくてもアクセントがあってね。例えば…～～とか！
みんなメモしてくれる？
最初のフレーズだけでも６個アクセントつけた方がいい場所があるわ。

そうね、工藤くん、わかるかしら？』

「ここと、ここと…」

『正解ね。あと、あなたは音を正しく出せるようにすれば良いんだけど…』

新一「先生、はっきり音痴って言って良いよ…」

クラスが笑う。
蘭「新一は昔っから音痴だもんねー！」

『じゃあ、次はソロの歌をやってもらうわね。
蘭さん、お願い。』

『ここはこうで～』
お、この子は素直なのか吸収が早い。

1人不満げな顔をした子が私に話しかけて来た。

モブ「先生、指導するだけじゃなくて歌ってください！((実力がどれだけあるのか見てやるわ！))」

『いいわよ。じゃあ、この曲を。』

歌い終わると一瞬静まり、みんなが騒ぎ出した！
隣の教室はもちろん、他の学年も見に来ている。

新一「すげえ…」
園子「こ、こりゃあ伝説になっただけのことあるわね。」

モブも実力を認めて、クラスが一致団結し、素晴らしいミュージカルが出来上がった！

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今後のことを考え、3人と知り合いにしておきたかったのでこの話を作りました。
by作者