帝丹小の音楽教師は降谷さんの彼女です。 (ページ7)

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あなたを想い続けます。ページ7

零くんが公安に配属されてしばらく経った。

もちろん、付き合ってるなどということは誰にも言っていない。

そんな中、車で大事な話があると言われた。

「単刀直入に言う。別れて。
危険な捜査をすることになった。もし失敗したらAまで危険になる。」

『え？？どういう…』

「潜入だ。それがバレたら消される。」

…そっか。零くんは私を巻き込みたくないんだよね。
でも、私の意志は決まっている。

『ひとつだけ聞きます。あなたは私を巻き込みたくないから別れてほしいの？』

「…ああ。」

『じゃあ、別れないよ。私は零くんが大切。
零くんが私を思って決断したのはわかる。
だけど、それ、私のためにならない。

私は…零くんが私のことを嫌いになったとかそういうなら別れたかもしれない。
でも、巻き込みたくないからって理由でしょう？
巻き込んでっていい！

私の今、目の前にあるのは零くんなの。
あなたのことが自分よりも大切。
多分お互いそうだと思う。

私は自分の気持ちを優先するよ？

零くんを支え続けるし、零くんといられるなら命だって惜しくない。

零くんが公安になった時から覚悟はできてる。
命をかけた大恋愛してやろうじゃないの！』

言い切った。これでダメなら引き下がるしかない。
私はそう思って彼の瞳を見つめた。

ーー
降谷side

大切だ。失いたくない、守りたい。
そう思って別れたいと告げた。
嫌われてもいい。

だが。

『覚悟はできてる！命をかけた大恋愛してやろうじゃないの！』

彼女に見つめられて負けたと思った。

笑ってしまった。こちらも覚悟はできてると思っていたが。
一緒に戦うという気持ちを持っている彼女も覚悟をしていた。

「負けたよ。これからも支え続けて。
俺からは離れない。
でも、厳しくなったらいつでも別れていいから。」

そういうと彼女は笑顔になった。

『零くんが離れないなら、一生、一緒だね！』

ーー
side戻ります

『じゃあ、どうせなら同居しちゃわない？
その方が便利だし、お互いに一緒に居られる時間もできるし、支えられるし。
もちろん、覚悟ができてると言ったって自分の身はできるだけ守る努力はするつもり。』

「はあ。Aがいいならいいよ。」

零くんは若干諦めモードに見えたが、了承してくれたので、私は零くんのマンションに引っ越すことにしました！