【名探偵コナン】欠片を探しに

四十欠片 ページ44

全身の血の気が引いていくのを感じる
そして、目の前から届く突き刺さるような視線に頭を上げられない



降谷「どうゆうことだ…？」



ひっ…！聞いたことない怒った声音にビクッと肩が跳ねる



萩原「あのねーAちゃん俺が防護服着てないことで爆発に巻き込まれて死んじゃう夢を見たんだって、だから死なない様に着せてくれたの」



「「「は？」」」



松田「萩原、お前ちょっと黙ってろ」



萩原「えー…なん、むぐ！」



チラッと机の寝そべっていた萩原さんを見ると、陣平お兄ちゃんにコップを突っ込まれていた

…まぁ黙ってくれたならいいや



降谷「その反応から見るにお前も知ってるんだな」



松田「……ああ」



諸伏「どうゆうことなんだ？」



最悪だ、まさかこんな早くバレるとは…
萩原さんのバカヤロー(完全なる八つ当たり)



松田「話してもいいか？」



『はぁ…うん、自分で話す』



松田「大丈夫か？」



『…平気。』



膝に置いた手をギュッと握り顔を上げる

目の前には陣平お兄ちゃんの心配そうな顔と、
対照的に零お兄ちゃんの怒ったような不思議そうな顔



『正直、自分でもよく分かってないから上手く説明は出来ないと思う、それでもいい？』



降谷「ああ」



一つ深呼吸をし、
あの時何が起こったのか
どんな夢を見たのか
そして、その結果私がどうしたのか

全てを話した。

四十一欠片→←三十九欠片

ラッキーなキャラ

灰原哀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す