【名探偵コナン】欠片を探しに

二十九欠片 ページ31

「ごめんね、話聞いてたんだ」



と、見せられた携帯
そこには陣平お兄ちゃんとの通話記録が残っていて
どうやら電話は繋がったままの状態でさっきの話は全て聞こえていたらしい

…ということは
チラッと目線を上げお兄さんを見ると気まずそうな顔をしている
ですよね、あれも聞いてますよね。



『……ごめんなさい。あんな話信じられないですよね』



「え？いやというか…んー」



信じられないというより信じたくないよねこの人からしたら
自分が亡くなる話なんて



「あのさ…キミの見た夢では俺は防護服を着てないで爆発に巻き込まれて死ぬんだよね？」



『…はい』



「その場所がたまたまキミが住んでいたマンションの同じ階だったと」



『はい』



「その犯人ついては知ってる？」



『ううん』



「あの時、二つの場所から同時に爆弾が発見されたんだ
一つを松田がそしてもう一つを俺が担当したんだけど、俺の方の爆弾が本命だったらしくてさちょっと複雑な構造になってたんだよね。その間に犯人は10億円の要求をしてきて、それを警察がのんだことによってタイマーは止められた、だからキミが爆弾を見たときタイマーの表示は止まってたんだよ」



なるほど、そんなことになってたんだ全然知らなかった



「それはニュースにも取り上げられてたらしくてマンションの下ではマスコミとか凄かったらしいよ」



……ん？
じゃあ何で爆弾は爆発したの？要求をのんだのに

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ラッキーなキャラ

灰原哀

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