【名探偵コナン】欠片を探しに

二十一欠片 ページ22

「あの子も入院してるのか怪我は！？」



「怪我はかすり傷程度、入院は高熱でまだ目覚めねぇから」



「…そっか」



「ふっ、大変だったらしいぜ処置しようにもお前、Aのこと離さなかったらしいからな」



「え、マジで」



「まあでもあいつがかすり傷だけで済んだのもお前が守った結果だ、ありがとな」



「いや俺は別に…つかあの子知り合いか？」



「お前らにも話したことあったろ、俺と降谷が交番勤務だった時きた迷子のやつ」



「……あー、珍しくお前らが可愛いって言ってた！！」



「うっせ」



「待って俺も会いたい！」



「まだ寝てる…一ヶ月は入院だからな会えるんじゃね」



「うげぇ、でも会えるのは嬉しいな早く起きねぇかなー」



萩原sids end





松田sids



いくら今は元気でいるとはいえ怪我と骨折で一ヶ月は入院だ
あのまま防護服を着てなかったらと思うと正直怖え
しかもAまで巻き込みやがって犯人ぜってえ許せねぇ

にしても萩原から聞いたあの話



「いや、直前まで着てなかったんだけどさ
あの子、Aちゃん？に防護服着ないと怪我するって泣かれたんだよ」



…まるで爆発することが分かってたかのような口振りに違和感を覚える
早く起きろ、お前には聞きたい事があるんだ

そう思いながらも彼女を撫でる手はどこまでも優しかった。



松田sids end

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灰原哀

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