私が一人暮らしになったのは２

尾行 ページ18

でも部屋を真っ暗にして、あのライトアップと同時に白い衣装のキッドが現れたら派手な登場になると思ったんだけどなぁ




実は部屋の明かりが消えた瞬間、ライトアップと共に登場することを期待していたが、その予想は外れたみたいだ





まぁ今日は快斗の姿で会えたし運がいいよね！



人が次々と退出していく中、先程の帽子を被った人を見つけた




いや、見間違いか…？




先程の帽子と言ってもそんな珍しい帽子でもなくごく普通の形をした帽子だった




すこし目で追っていると、その近くでコナンくんが足元を見ながら追いかけているのが見えた




やっぱりキッドなんだ！と思い、考えるより先に体が動いてしまった




ちょっとA…！！と後ろから声をかけられたが、ごめん！知り合い見つけた！とキッドを見失わないように前を向きながら伝えた




すみません。すみません。と謝りながら人混みを掻き分けていく








外に出ると冷えた夜の空気が涼しく感じた




美術館の中は人混みで熱気がこもっていたため、外との温度差がとても気持ちよかった




黒羽快斗を追うコナンくんを尾行して美術館の外へと向かった




途中まではキッドを見に来た一般人らが帰宅しているため人はそれなりにいたが、しばらくすると人通りのない廃ビルのようなところへ入って行った





思っていたよりも時間がかかってしまいそうなので蘭に、知り合いと一緒に帰るから申し訳ないけど先に帰ってて！と急いで文字を打つ



スマホも念のため電源を切って廃ビルの中に足を進めた





どくん…どくん…



足音をできる限り立てないように静かに階段を登っていく



どこに行ったかはわからないが、キッドと廃ビルと言えばたぶん屋上だろうと予想して最上階へと向かう




屋上へ着く頃には、バレてはいけない緊張感と階段を屋上まで登ったことによる体力の減りで心拍数が信じられないくらい上がっている




屋上への扉に手をかけ、静かに開けた




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久しぶりの更新だと言うのにコメントもお気に入りもありがとうございます！！！！


なんか新しい機能？が追加されてて、話ごとにいいねが押せるようになったんですか？

いいねもありがとうございます！！


皆さんの反応が伝わってくるととても嬉しく感じます…！
コメントめちゃめちゃ嬉しかったです！

ありがとうございました！！！！


波留

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