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三話 ページ4
トリップして数ヶ月が経つ
いつの間にか工藤新一をテレビで見る事は無くなってい
仕事は戸籍がないため探すのには苦労したが履歴書不要のパートがあったのでそこで何とか生活費を稼いでいる
とは言っても通帳には死ぬまでの生活が保障された金額が振り込まれていた。もちろん生前ではそんなに稼いでいない。寧ろ家賃を払うのがやっとくらいだった
これは所謂トリップの特権と言う奴か、と勝手に都合の良い方に解釈した
そして今私は非常にまずい危機に囚われている
月に何回かお金を引き落としに通う銀行が銀行強盗に襲われてしまった
もちろん、その場にいた私は手を拘束されて身動きが取れない状態
隣に座っている帽子を被った男が何やら綺麗な外国人女性とこそこそ話しているが、迷惑なんでやめて貰いたい
強盗犯に目をつけられたらどうする
そしたら近場にいた私までも巻き添いを食らう可能性が非常に高い
チラッと隣を見ると何故かその男性と目が合った
すぐ逸らされたが何故か見覚えがある顔
するとフラッと目眩がした
たまにある事で頭な何か刺激を与えると目眩がして倒れそうになる時がたまにある
必死に意識を保とうとする。体に力を入れて気を紛らわす
すると銃声がした
嫌な記憶が蘇る
カタカタと震える体
気づけばいつの間にか気を失っていた
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作者名：やまなし | 作成日時：2017年12月25日 17時
