＊ ページ22
優太side
「けほけほっ」
廉「ほら、無理せんで。少しでも寝て回復せな。夜にはたっくさん美味しいもんが待ってるんやからさ」
「ん、ありがとうな…」
廉の言葉を素直に受け取って、布団をかけ直してくれて
いつも俺がするみたいにお腹を優しくトントンしてくれる廉。
「ふふ、俺のマネ？」
廉「うっさい。ええから寝てや」
そう言う廉は顔が真っ赤で
照れてるのがすぐに分かった。
ふふ、かわいい〜
いくつになっても、自分の子供は本当に可愛いんだなって
熱でしんどいのにそんな事を考えてる。
「はぁい、おやすみ。あ、廉」
廉「ん？」
「ちゃんと休めよ」
廉「ふふ、ありがとうな。おやすみ」
おやすみ、そう言った瞬間
スッと夢の中に落ちてた＿＿＿＿＿。
：
：
ん…
「ふわぁっ…わ、外真っ暗じゃん」
目が覚めるとさっきまで明るかった外は真っ暗で
傍に居た廉は居なくて俺1人で寝てたみたいだった。
おでこに手を当ててみるけど、熱くも無くて
身体の怠さも飛んで行ってるみたいで、軽くてびっくり。
良かった…。
今年も割とすぐに回復出来て。
体を起こして、汗掻いちゃったから軽く着替えを済ませて
部屋を出て階段を降りる。
部屋に入る前に、コンコンとノックすると
中から海人の声が聞こえた。
海「え！？父さん？！」
「あ、ごめんね。驚かせちゃったね」
海「ううん。ちょっとまってて！」
そう言って俺に中を見せないように海人だけ出てきた。
海「あ、顔の赤いの戻ってる」
「だろ？かなり熱下がってるみたいだから、ありがとな。今年も看病してくれて」
海「当たり前じゃん。俺とかが体調崩した時に、ずっと寄り添ってくれてるじゃん。だから当たり前の事なんだよ」
っ…
なに？今年は俺の事を泣かせる年？
それとも俺が歳重ねて涙腺が脆くなっただけ？笑
「ありがとな」
ホント凄くいい子に育ったよ。
海「ううん！あ、でね、まだお部屋の準備が整って無くて…」
「あぁ全然いいよ。少し休んでおくから」
海「うん！準備が整ったら電話入れるから待っててもらっていい？」
「おう、部屋で休んでるわ」
そう言うと、お願いしますってそう言ってリビングに戻って行った海人。
さて、自分の部屋で本でも読みながら呼ばれるまで待ってようかな。
：
：
あれから15分ほど待ってると、紫耀から電話がかかってきて
それを合図に俺はリビングに降りた。
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黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。いつもコメント下さりありがとうございます！岸くんの誕生日ストーリーという事で岸くんメインに仕上げてみました。少しでも楽しんで読んでくださってたら幸いです^^ (10月12日 19時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 岸くんの誕生日話、見ました。今回は岸くんの病系でしたね。きしれんのシーンは廉くんが頼りになり素敵でした。岸くんに誕生日を好きになって貰いたいって言う5人の行動に素晴らしいなあって思いました。家族の絆が最高でした。岸くんにとって良い一年になりますように (10月11日 23時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。コメントに気がつくのが凄く遅くなってしまい申し訳ございません。七夕編読んでくださりありがとうございます。今年は"願い"をテーマに描いてみました。少しでも楽しんでくださってたら幸いです (10月8日 23時) (レス) id: ec5bec982a (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 七夕編見ました。3人共通の願い事の完治は読んでてprinceの3人、頑張れfightって思いました。king3人のずっと一緒にいられるようにの願い事はとても微笑ましい願い事だなあって感じました。最近暑い日が続いてるので熱中症にならないように体調には気をつけてください。 (7月30日 23時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年7月8日 22時
