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岸side
ぎゅうぎゅうに詰めての撮影。
俺らじゃ結構日常茶飯事で…
その事を知ってくださってるのか、結構そう指示を受ける事は多い。
ん?
なんか廉、熱いな。
今日は廉の隣に俺、そして俺の隣に海人が中腰で
紫耀、神宮寺、いわげんの順で座ってギュっとなってる配置なんだけど…
廉の身体がいつもより熱い気がする。
季節は真冬だから、くっ付いてたのしてもこんなに熱くない。
普段体温が高めとはいえ、こんなには熱くないはず…。
廉の様子をチラチラと確認しながらカメラに笑顔を向ける。
神宮寺が高熱でしんどいから早めに撮影終わらせて休ませないと。
*
*
「「ありがとうございました〜」」
全員でそうお礼を言ってはける、その瞬間
どさりと倒れた鈍い音、ハッとして後ろを振り返ると
廉…ではなく、神宮寺が座り込んでしまっていて
たまたま近くにいてくれた廉が支えてくれていた。
紫「じん!ごめんね、しんどかったね」
神「っ、ごめ…っはぁっ…。も、むり…」
紫「よく頑張ったよ。廉ありがとう」
廉「ぜんぜん…」
紫耀は廉にお礼を言って抱き上げて
一足先に楽屋へと向かってしまった。
その後を追いかける海人といわげん。
「れん、平気か」
廉「え?なんで?」
「いや、撮影の時体に触れたらいつもより熱かったから…」
そして自然と残った俺ら二人。
聞いても誤魔化されてしまう。そんな事は分かってても
聞かずにはいられず、横にいた廉に聞いた。
廉「ふはっ、心配してくれてるん?ありがとー」
「いや、俺は結構真面目に…」
廉「大丈夫やって!普通に元気やし。ほら、じんの看病せな」
「お、おう」
そう言って背中を押されて自然と早まる足。
やっぱ俺ってばかだな…
こんな誤魔化し方、張り付けたような笑顔
嘘に決まってんのに、、なんでこん時の俺は気付かなかったんだろ…
気づいて休ませてやるべきだったよな…
誰よりも早く、廉の異変に気づいてたんだから____。
*
*
玄「もぉ!廉も岸くんも遅い!神宮寺が大変なのに」
「さっせん!マジで!」
廉「ごめん、水買ってくるわ」
玄「当たり前!ちゃんと神宮寺の看病手伝ってね」
俺らが中々戻らなかったことにご立腹のいわげんに
謝りを入れて俺は神宮寺の冷えピタを交換してあげる
廉はお水を買いに出て行ったみたいだった
そんな俺に海人が耳打ちをしてきた
海「廉、体調平気なの?」
その言葉に驚いた
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はゆ(プロフ) - 更新お待ちしてます!いつも楽しみにしながら読ませて貰ってるので頑張ってください\(*⌒0⌒)♪ (4月11日 21時) (レス) @page24 id: ca0e3eb4c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 新田 勇人さん» 新田勇人さん、お久しぶりです♪そして読んでくださり、感想コメント下さりありがとうございます。良かったと言っていただけてとても嬉しいです (8月15日 9時) (レス) id: ec5bec982a (このIDを非表示/違反報告)
新田 勇人(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました。良かったです (8月12日 0時) (レス) id: 4501574943 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 優里さん» 優里さん、初めまして。こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗ずっと読んでくださっていたなんて嬉しいです。ありがとうございます。そうですね、本人たちの方が辛いのに、ずっと笑顔でいてくれた彼らに感謝です。これからも読んでくださると嬉しいです (5月27日 11時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 密かにずっと読ませていただいてました。私も同じ気持ちです。本人の方が辛いのわかるけど私達も辛いですよね。私もずっと6人を応援します。そして主さんのこの小説もずっと読んでいきたいなって思ってます。続けるって決断してくれてほんとにありがとうございます。 (5月25日 2時) (レス) @page12 id: eabc298446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2023年1月12日 19時