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海人side
廉「かい、あーんして？」
「ふふ、いいよ」
おかゆを掬って口元に持っていくと
小さな口だけど、開けてくれた。
廉「んっ、、おいし…」
「美味しい？」
廉「おいし、かいが作ってくれたん…？」
「そうだよ〜。まぁレシピは岸くんのを使ったんだけどね」
馴染みのある味の方が良いかなって考えて
キッチンに置いてあるノートからお粥のレシピから
作ったんだよね。
お粥なんてご飯をお湯の中に入れて、柔らかく茹でればいいかなって
思ったんだけどさ、でも本当はそうじゃなかった。
岸くんのおかゆは特別。
凄い隠し味があったんだ。
だからあんなに美味しくて、元気になれるんだ。
：
：
それから5口もお粥を食べてくれた。
「ありがとう。沢山食べてくれて」
廉「んーん、こっちこそ。作ってくれて、ありがと」
「どういたしまして」
よかった、思ったよりも沢山食べてくれて。
さて、ここからだよね。問題は…。
インフルの薬は粉末タイプの薬。
そして口から吸引。廉が苦手なお薬の１つでもある。
ここ何日間かは、紫耀が上手い事言いくるめて
褒めまくって褒めまくって何とか飲ませてた状態。
だけど、そんな紫耀は今は居ない。
俺が頑張って飲ませるしかない。
「れん、スポドリ飲む？」
廉「ん、飲む」
まず作戦１
喉を潤す！口の中が渇いてたらむせやすくなっちゃうからね。
まだ今の所、廉は気づいてない…かな？
うん。そう信じたい！
「ね、廉？」
廉「ん−？」
「食後に何かデザートとか食べたくない？」
作戦その２！
ご褒美作戦！！
あんまりよくはないけど、やっぱり人間
ご褒美があったほうがいいかなって思ってさ。
廉「…スイーツ、食いたい」
「お、いいねぇ。ちょっと取ってくるから待っててね」
その言葉に頷いた廉。
よしよし、順調、順調。
：
：
「どれにしよ〜」
岸くんが沢山買いこんできてたスイーツ
廉がインフルの間、食べたいときに食べたいだけ食べろ！
そう言って冷蔵庫に入れてくれてたんだよね。
っていうか、種類多すぎない？
１、２、３…10個！？
買いすぎですよ、岸くん。
まぁこれも岸くんの優しさなんだよね。
何個か、廉が好きそうなスイーツをおぼんに乗せて
廉の元へ戻る。
「廉。なんかあった？」
廉「っ、ぁ…別に…なんも」
なんもなかったなら泣かないよね。
もしかしてお薬の事気づいてる？
だったらちょっとやばい、かも…
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はゆ(プロフ) - 更新お待ちしてます！いつも楽しみにしながら読ませて貰ってるので頑張ってください＼(*⌒0⌒)♪ (4月11日 21時) (
レス) @page24 id: ca0e3eb4c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 新田 勇人さん» 新田勇人さん、お久しぶりです♪そして読んでくださり、感想コメント下さりありがとうございます。良かったと言っていただけてとても嬉しいです (8月15日 9時) (レス) id: ec5bec982a (このIDを非表示/違反報告)
新田 勇人(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました。良かったです (8月12日 0時) (レス) id: 4501574943 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 優里さん» 優里さん、初めまして。こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗ずっと読んでくださっていたなんて嬉しいです。ありがとうございます。そうですね、本人たちの方が辛いのに、ずっと笑顔でいてくれた彼らに感謝です。これからも読んでくださると嬉しいです (5月27日 11時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 密かにずっと読ませていただいてました。私も同じ気持ちです。本人の方が辛いのわかるけど私達も辛いですよね。私もずっと6人を応援します。そして主さんのこの小説もずっと読んでいきたいなって思ってます。続けるって決断してくれてほんとにありがとうございます。 (5月25日 2時) (レス) @page12 id: eabc298446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月12日 19時
