11 ページ11
岸side
「ほら、廉も。今は身体を休めよう？」
そう言うと素直に頷いてくれて
大人しく吸入してくれてる。
紫「ありがと、岸くん」
「ん？」
紫「俺、また廉にしんどい思いさせるところだった」
「紫耀…」
紫「だからありがと」
「おうっ」
これくらい当たり前だろ。
メンバーであり、俺はリーダーなんだからさ。
たまにはリーダーらしいこともしねーとな笑
：
：
それから暫くして、吸入も終わり
廉の手から吸入器を受け取り
海人がそっと廉の身体を寝かせてくれる。
「寝れそうだったら寝ちゃいな？」
廉「ん、はぁ…っ」
「しんどいな。冷えピタ貼る？」
廉「……貼る」
冷えピタも得意じゃないからなぁ笑
すげぇ頷くまで間があったけど
それでも貼るって言ってくれたから、あえてそこには触れずに
優しく声を掛けながら廉の前髪を掻き分けて
そっと貼ってあげる。
廉「っ…」
「ふふ、よく頑張りました」
貼った瞬間、ぶるっと身体を震わせつつ耐えてくれた廉。
褒めてあげると、少し照れ臭いのかプイッとそっぽを向いてしまった。
それから胸あたりを優しくポンポンと叩いてあげれば
あっという間に眠ってしまった。
海「まだ熱高いね…」
「だな。すぐに熱下がってくれたらいいけど…」
廉の場合、そんな簡単に回復しないんだよな。
1週間くらいかかりそうだな。この感じだと。
海「ゆっくりでもいいから、元気になってほしいな…」
眠ってる廉の寝顔を見守りながら
海人とそんな会話をする。
それから2時間ほどで、廉と神宮寺の点滴が終わり
今は車内の中。
神宮寺は点滴のお陰で、だいぶ楽になったみたいで
少しだけ喋れるようになって一安心。
廉の方は未だぐったりとしていて、眠ったまま。
玄「少し、頬の赤み引いた？」
「あぁ、若干引いた、かな？」
そして若干、頬の赤みが減った…ように見える。
まぁ安定にまだ熱は高いけどな。
それからやっとおうちに着いて
神宮寺と廉を先におうちの中に入れて
2人一緒のお部屋に居た方が
看病もしやすいって事で1階の和室に
横並びで布団を敷いて寝かせてあげる。
「よいしょっと。俺、廉と神宮寺が食べれそうなもん作ってくるわ」
海「あ、ごめんね。お願いします」
「いいって。その間よろしくな」
海人と紫耀にその場を任せ
俺はご飯を作りにキッチンへ。
玄「俺も手伝うよ」
「いわげん、サンキュ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はゆ(プロフ) - 更新お待ちしてます！いつも楽しみにしながら読ませて貰ってるので頑張ってください＼(*⌒0⌒)♪ (4月11日 21時) (
レス) @page24 id: ca0e3eb4c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 新田 勇人さん» 新田勇人さん、お久しぶりです♪そして読んでくださり、感想コメント下さりありがとうございます。良かったと言っていただけてとても嬉しいです (8月15日 9時) (レス) id: ec5bec982a (このIDを非表示/違反報告)
新田 勇人(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました。良かったです (8月12日 0時) (レス) id: 4501574943 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 優里さん» 優里さん、初めまして。こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗ずっと読んでくださっていたなんて嬉しいです。ありがとうございます。そうですね、本人たちの方が辛いのに、ずっと笑顔でいてくれた彼らに感謝です。これからも読んでくださると嬉しいです (5月27日 11時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - 密かにずっと読ませていただいてました。私も同じ気持ちです。本人の方が辛いのわかるけど私達も辛いですよね。私もずっと6人を応援します。そして主さんのこの小説もずっと読んでいきたいなって思ってます。続けるって決断してくれてほんとにありがとうございます。 (5月25日 2時) (レス) @page12 id: eabc298446 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月12日 19時
