三十五輪 ページ39
Aside
怖いわー、今時の子って……
そう思いながら、さっきと同じルートを辿って京都の旅館に行った。
今は園子ちゃんが旅館の人と話をしている。
園「Aさん!Aさんは子供達と同じ部屋でいいわよね?大人が他にいないから……」
『いいよー』
流石に子供だけで泊まらすわけにもいかないもんね!
部屋のキーを預りエレベーターに乗った。
蘭ちゃん達は新一に電話してから来るらしい。
『新一、503だからあとでおいでね』
コ「おう」
5のボタンを押してドアを閉める。
園子ちゃん曰く、和室みたい。
やったね!
私は万事屋でも和室だから和室の方が嬉しいな、どっちかってと。
ガチャガチャとキーを回してドアを開放する。
歩「うわー!キレイなお部屋!」
喜んでくれて何よりだ。
今は5時で、夜ご飯は7時からだから、んーっと。
そーだ、
『みんな!荷物置いて、コナン君が来たらお風呂行こう!』
光「いいですね!」
元「んじゃー、コナン来るまでしりとりしよーぜ!さっきは俺からだったから、次は神楽姉ちゃんか!」
神楽「私?いいヨ、言っとくけどめちゃめちゃ難しいのだすからナ!りんご!」
『あんたら飽きたんとちゃうんかい……』
全く子供というのは邪気が皆無に等しいから微笑ましい。
私はスマホをカバンから取り出すとベランダの前のガラス張りのドアの前に置いてある椅子に腰をおろす。
小さなテーブルに向かい合って椅子が置いてある形だ。
スマホのパスワードを入力し、メールアプリを起こす。
そして
"坂田 銀時 兼 万事屋 銀ちゃん"
んー、どうしようかな……
旅館着いたら連絡しろって言われてるし
でも電話したら嫌な予感しかない……
『……よし……ッ』
こーなりゃやけだ!
かけてやる
prr...prr...prr...prr...prr...
《へーい、万事屋 銀ちゃんでーす。御依頼ですかー》
『ああっ、もう電話出るの遅い!言ったでしょ、電話には早く出るようにしなさい!って』
《なんだ、Aかよ》
『うっ、お母さんあなたをそんな子に育てた覚えはなかったのに……!』
《んで、本題は?》
『は?銀時が旅館着いたら連絡しろって言ったんでしょ』
《あー、そーいやんなこと言ってたなー》
コ「おーい、戻ったぜー」
『あっ、お帰り!じゃ、またあとでかけ直すよ!』
《あっちょ、おいっ》
私は慌てて電話を切ると、お風呂の用意をひっつかみ子供達を追いかけていった。
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まかろん(プロフ) - 坂本愛菜さん» コメントありがとうございます!分かりました、他の方からのコメントも見つつ、下書きしておきますね(笑) (2018年2月26日 19時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
坂本愛菜(プロフ) - 戦う感じがいいです (2018年2月26日 19時) (レス) id: ea0408c66f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ぴよさん» 初コメだァァァ!コホンッすみません!考えてたら色々纏まりきらなくなっちゃって……(笑) (2018年2月22日 17時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - 美化しすぎじゃね。笑笑。設定難しい。 (2018年2月22日 16時) (レス) id: c14143008a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2018年2月21日 20時