二十八輪 ページ32
Aside
新幹線は一両貸し切りみたい。
新幹線が来るのを待っていて、思わず呟いた。
『全く、金持ちはやることのスケールがまた違ェわ……』
ｸｲｸｲｯ
『ん？』
下から袖を引かれて見てみると新一が口元に手を添えてコソコソ話の体制に入っていた。
『どーしたの、新一』
しゃがんでやると新一は待ってましたとばかりに近寄り話しはじめた。
コ「おい、姉さん。服部によると関西じゃあ誘拐事件に通り魔事件、結構多くなってきてるみてーだから気を付けろよ」
『え、うん。でもなんで今？』
コ「……べ、別にいいだろ」
わけわかんないなあ、今日の新一は。
にしても、治安悪くなってんのね、関西。
やっぱり木刀持ってきといて正解だったかも。
私は木刀が入っているはずのキャリーバックに目をやった。
黒色のキャリーバック。
そこに付けているストラップ代わりの薄い桃色の簪は銀時にかってもらったもの。
『大切にしろよ？なけなしの金はたいて買ってやったんだからよ』
『はーい！ありがとう、銀時！』
思えばあの頃から銀時の出費癖は根付いていたのかも。
園「あっ来たみたいね！」
その声に顔をあげると新幹線が滑り込んでくるところだった。
ﾌﾟｼｭｰ
ドアが開き、中に足を踏み入れる。
『ひょえー、貸し切りってねえ……』
園「Aさん、さっきからそれしか言ってないわよ……」
『気にすんな‼ｷﾘｯ』
やっぱ新八君の突っ込み偉大だ。
なんか物足りなく感じるのもまた事実……。
園「飲食物も自由に食べたり飲んだりできるって次郎吉おじさまが言ってたわ！皆好きに寛いじゃって‼」
『ゴミはちゃんとゴミ箱に捨ててね！』
そう言って私は席に座るとキャリーバックを動かないように置き、それとは別に持っていた手提げカバンを開けてパソコンを取り出した。
いつもだったら本読むか寝るかどっちかなんだけど、今日は仕事が山積みのまま来ちゃったからやんなきゃいけないのだ。
そう、あのとき残していた２件の仕事だ。
暫く仕事をしていたらお姉さんがやって来た。
お菓子とか売ってるみたい。
お姉さん「お菓子、お茶、ジュース、いかがですか？」
『あー……コーヒーってあります？ホットコーヒー』
お姉さん「ございますよ、ミルクとシュガーはお入れいたしましょうか」
『ああ、どちらも結構です』
コーヒーを受け取って少し休憩する。
神楽ちゃんの方は怖いから見ないよ。
見ちゃいけないモンまで見えちゃうからね！←
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まかろん(プロフ) - 坂本愛菜さん» コメントありがとうございます！分かりました、他の方からのコメントも見つつ、下書きしておきますね(笑) (2018年2月26日 19時) (
レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
坂本愛菜(プロフ) - 戦う感じがいいです (2018年2月26日 19時) (レス) id: ea0408c66f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ぴよさん» 初コメだァァァ！ｺﾎﾝｯすみません！考えてたら色々纏まりきらなくなっちゃって……(笑) (2018年2月22日 17時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - 美化しすぎじゃね。笑笑。設定難しい。 (2018年2月22日 16時) (レス) id: c14143008a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2018年2月21日 20時
