銀さんの幼馴染は新一の姉でハッカーです【坂田銀時】

二十二輪 ページ25

Aside

ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ……ｺﾞｸﾝ.

『ねえ、銀時。銀時ってさ、めちゃめちゃ料理上手いよね』

銀「はあ？どーした、いきなり」

だって美味しいから、ホント。

これ冷蔵庫の余り物にとても思えない。

新八「僕もそう思います！ムカつくくらい上手いですもんね、銀さん」

神楽「確かに、マミーよりは下手だけどパピーのよりは美味しいヨ」

銀「おい新八、ムカつくくらいってなんだ」

『まあまあ、そんくらい美味しいってことよ』

私達の今日の御飯は白菜のミルフィーユ鍋。

四人仲良く１つの鍋を突っつきあってるというわけだ。

神楽「あーっ、お肉がもうないヨ！A姉、ちょっとくれないアルカ？」

『いいよ、ほら、神楽ちゃんの取り皿ちょうだい』

神楽ちゃんのお皿へ私のお皿に入っていたお肉と少しの白菜を移し変える。

『んっ、番組変わった。銀時、かして』

銀「ん」

ひょいっと投げられたリモコンでチャンネルを回していく。

かしてだけで分かるとは流石幼馴染と言える。

神楽「んんーんっ！」

『ストップ？』

神楽「ん！」

"ストーップ！"と言われ、チャンネルをそこに固定する。

テレビを見ると、料理番組だった。

(珍しいな、こんな夜の7時過ぎなんかに……)

少し驚いたけどかぶき町じゃ当たり前なのかもしれない。

皆が料理番組に釘付けになっている間、白菜ばかりのミルフィーユ鍋(仮)の中身を片付けていく。

新八君も私の行動に気が付いて、苦笑しながら食べるのを手伝ってくれた。

『誰だ、肉ばっか食ってたやつ。白菜しか残ってねーじゃねーか』

新八「主にアレでしょ、１番はじめに料理番組観たいって言い出した人でしょ」

『ああ、成る程』

それは言えているかもしれない。

野菜も今は高いから無駄に出来ない。

というよりも万事屋からすれば"いつだって"高いんじゃないか？

まあ、いいや。

明日は神楽ちゃんにも(鈴木財閥の金で)たらふく食ってもらおうじゃないか。







あれ、今私、すっげーゲスいこと考えてたね。←

あんけーと→←コナンと銀魂の世界について少し説明

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す