銀さんの幼馴染は新一の姉でハッカーです【坂田銀時】

十四輪ー過去篇ー ページ16

Aside

-20年前-
『いっつ……ごめんなさい……！』

？「お前はこうでもしないと分からないんだろう⁉よくできた兄と違ってな!!!」

『ごめんなさい……ごめんなさい……』

譫言のように謝罪の言葉を口走る日々。

にいに(・・・)のように私は出来が良くない。

毎日、何かしらで痛め付けられていた気がする。

それを見て、にいには私を逃がしてくれた。

松下村塾というところに。

そこで銀時に出会った。

＿＿＿＿＿＿
銀時side(仔)

松「はい、じゃあ自己紹介してください」

『…………たか、すぎ……A……』

消え入りそうな声だった。

手を伸ばせば霞んでしまいそうな。

そいつ＿＿高杉 Aは俺と同じように松陽に拾われた身なんだろうか？

暫くして、俺はそいつが毎日毎日性懲りもなく道場破りに来るあいつ(・・・)の妹ということに気が付いた。

ずっと誰かしらに怯えてるあいつが時たま見せる笑顔。




＿＿俺は柄にもなくそれに、一目惚れしたらしい。

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