いつかのお嬢さん。

episode15 ページ17

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「また、フィギュアにお金使ったのよ！！」




出た、それはおっさんが推してるアイドルの
沖野ヨーコさんのものだ。

間違いないよ。うん。




そっから、いつもの口論が始まったらしい。

まぁ、いつものことだけどな。



「それは、大変だったね...蘭姉ちゃん」



あははははー。
苦笑いせざる得ない。



「もう、本当に大変......
あっ！コナン君私分かったの！」


突然何かを思い出したのか

ご飯のお茶碗を置いて、ぐっと俺に顔を寄せてくる。


「ら、蘭姉ちゃん？」



「この間の事件のお嬢様、どこかで見たことあると思ったら、帝丹高校の同級生だったのよ」




「え、蘭姉ちゃんと同じ高校だったの？」





「たまたま廊下で見かけたんだけど、園子が知り合いだったの。パーティーとかでよく会うって...」



でも、園子はあまり話したことないから会話は挨拶程度しかしたことないらしい。

真逆のタイプっぽいしな。




確かに俺も通ってた頃は、よく美人って噂で名前を耳にしたような...。

実際には会ったことなかったけど。

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