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階段で上まで上がってきたはいいものの、瓦礫が落ちてきていて、もうこれ以上 上には行けなくなってしまい、私は登りきったフロアのオフィスの窓辺に居た。
窓から外を見てみる。うーん、割と高いなあ。ここから落ちたらまず命はなさそう。というかむしろ生きてた方が辛そう。全身の骨折れちゃうんじゃないかな。
轟々と燃え盛る炎の音と熱さに辟易していると、ふと大事なことを思い出した。
「私、イレギュラーだった」
そうだ、生き残る必要ないんだ。なんだ、こんなに必死になる必要なかった。
窓の外には、私がいることに驚いた警察と救急隊の人がこちらに何か言っているのが見えた。一酸化炭素のせいか、だんだん頭が痛くなってきた。なんて言ってるのかわからないよ。聞こえないよ。
ビルが崩れる音と、耳を劈くような炎が燃え盛る音しか、聞こえないよ。
窓の鍵に手をかけて、震える手でなんとか窓を開ける。
ブワッと涼しい空気が入ってきて、余計後ろの炎が燃え上がるのが分かった。
「おねえちゃ〜〜ん！！」
泣き叫ぶその声だけが、耳に入ってきた気がした。歩美ちゃん、こんなお姉ちゃんでごめんね。少しはいいお姉ちゃんでいられたかな。歩美ちゃんのこと、守りたかったな。トイレ、我慢すればよかったのかな。私、また尿意に負けちゃってなんて情けないんだろう。煙で目が沁みて、視界が滲む。
また死ぬのかあ、燃えたくないなあ、苦しいのはもうたくさんだよ。
「君！大丈夫か！」
「こちらE班、生存者を発見しました！」
救急隊の人を見た瞬間、私の身体は脱力して意識を手放した。
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よる - 今まで読んだ夢小説の中で1番大好きです!!!ゆっくりでいいので頑張ってください!!!ずっと待ってます!!! (4月21日 20時) (
レス) @page10 id: c56c205682 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (4月12日 22時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
日サロ - ほんまに好きです最新まってます (1月3日 2時) (レス) @page10 id: fa8371b6ca (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - おねぇちゃん😭 (1月1日 3時) (レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 続きが楽しみですｯｯ (9月28日 1時) (レス) @page10 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めんたい先輩 | 作成日時：2019年9月10日 23時
