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「せっかくテレビ局にきたのに、結局控え室かよ〜」
「本番まで見たかったよぉ」
「そうだね〜すごいかるた上手だったもんね」
控え室のドアを開けて、笑顔で私に先に入るように促すAちゃんに「ありがとう」と言って先に控え室に入る。彼女はこういう細やかな気遣いが出来る人だから、いつも申し訳なくなる。
「ごめんね、私が騒がしくしたせいで…」
今回なんて私が大きな声を出してしまったせいで控え室に行くようスタッフさんに言われてしまったのだから救いようがない。Aちゃんが私の言葉に目を丸くする。
「私の方が煩くしちゃったから、蘭ちゃんじゃないよ。気にしなくて大丈夫！」
「そんな…本当にごめんね」
「私の方がごめんねだよ」
その反応は、本当に私のせいだなんて一欠片も思っていないことが見て取れた。妹の歩美ちゃん同様、彼女は純真が形を成したような人だと思う。
「…あっそうだ！これが終わったら、お土産買いに行こっか！」
「本当！？」
私の提案にパッと明るい顔をするAちゃんにホッと救われた気持ちになる。途端、「わーい！」と嬉しそうにする子どもたち。
「うん、折角来たんだもん。楽しんだ方がいいじゃない」
「そうだね！」
さっすが蘭ちゃん天才！と満面の笑みを浮かべるAちゃんは贔屓目なしで可愛いと思う。
私の手を引いて子どもたちの座っている畳の方へ行くと、Aちゃんはスマホを取り出した。
「みんな、何買うかちょっと調べてみよう」
「見るー！」
「八ッ橋は外せませんよね！」
「うな重！」
お茶でも淹れようかと腰をあげると、Aちゃんが「蘭ちゃん？」と私を見た。
「お茶用意するだけだから、Aちゃんは座ってて。ね？」
「あ、ありがとう」
絶対手伝うって言ってくると思ったから、先手を打った。彼女が立ち上がるのをやめて素直に腰を下ろしたのを見て、棚から湯呑みを出した。
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よる - 今まで読んだ夢小説の中で1番大好きです!!!ゆっくりでいいので頑張ってください!!!ずっと待ってます!!! (4月21日 20時) (
レス) @page10 id: c56c205682 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (4月12日 22時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
日サロ - ほんまに好きです最新まってます (1月3日 2時) (レス) @page10 id: fa8371b6ca (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - おねぇちゃん😭 (1月1日 3時) (レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 続きが楽しみですｯｯ (9月28日 1時) (レス) @page10 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めんたい先輩 | 作成日時：2019年9月10日 23時
