短・中 編１

二番目でもいいなんて7：志摩 ページ30

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あれから毎日Aの事を考えてしまう






お前は本当に俺の事、何とも思ってないのか？




本当に別れたかったのか？







考えれば考える程、自分の都合のいい解釈が脳を占める








仮に、別れの原因が他にあったとしたら････






何かキッカケは無かったのか･･･？






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Aに別れを告げられた日



俺は1日連絡をしなかった




今思い返すと、帰った時Aの表情が少しだけいつもと違った気がする









“仕事、長引いてたの？”



連絡が無かったから聞いてきたのかと思ってたけど


あの質問に俺が答えた後、別れる事になった








ならキッカケはそこか････？









“あ―･･･隊長の家で伊吹たちと集まってて･･･”









隊長･････？







いや、でも俺が隊長を気になっていたのは昔の話で

それをAも知ってるはず･･･









･････知ってる････？









知ってはいるけど、、、信じて無い可能性は････？









もし、そうだとしたら








Aはこの6年間




俺が桔梗さんを好きなままで、自分は二番手だと思ってた･･･？









6年もずっと


1人でそう思って過ごしてきたのか･･･？









何で俺は、自分の気持ちがたった1回の軽い説明で伝わっていると思ってたんだ









そんな思いをさせた結果のあの選択だったなら


他に好きな人が出来たという理由が真実であって欲しいと思う







Aを苦しめていたのは俺か






この選択がAにとって最良ならもう終わりにするべきだ





だけど





もし、二番目という気持ちに押しつぶされて選んだ選択なら

俺はAにちゃんと伝えないといけない








いや、伝えたい





伝えさせて欲しい








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