短・中 編１

志摩の彼女は白衣の戦士3 ページ17

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『驚かせたみたいで、、ごめん･･･』



志「コイツが勝手に驚いただけだ、気にするな」




叫んだ伊吹の口を咄嗟に抑え、廊下の端に移動するとAが眉を下げて申し訳なさそうにしていた






伊「えっ、待って、Aちゃんって前に九ちゃんたちが言ってた先生だよね？志摩何も言わなかったじゃん」



志「言いたくなかったんだよ」



伊「何でだよ」



志「お前に会わせたくないからだ」



伊「会うくらいいいだろ！俺すっげぇ楽しみにしてたのに･･･」



志「会えたんだからもういいだろ」



伊「綺麗って聞いてワクワクしてたし、実際めっちゃきゅるきゅるだし････俺も付き合いたい！」



志「はぁ？」



伊「志摩だけズルい！」



志「お前っ、本当に1回頭診てもらえ！」



『あの〜････』






俺とした事が、伊吹の馬鹿発言に気を取られて本来の目的をすっかり忘れてしまっていた






志「あ、すまん。治療費未払いの患者が暴れていると通報を受けて来たんだが」



『暴れたのはご主人の方で、怪我人も出ていませんのでその件は大事にはしないですが、問題はお子さんの方です』



志「お子さん･･･？」



『生まれた赤ちゃんを病院に置いたまま行方をくらませる親御さんがたまに居るんですが、治療費を払わずそのまま赤ちゃんも置いて逃げようとしていたみたいです』



伊「ひっでぇ親だな････」



『理由はどうあれお子さんを置いて逃げるのは罪です。なので今回通報させて頂きました』



志「そうですか････分かりました。伊吹、ひとまず本人達から話を聞いて隊長に報告しよう」



伊「了解」









お互い仕事としてしっかり対応して、やるべき事を迅速に行う






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