短・中 編１

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「ただいま〜」


ガバッ

『おかえり！！！』






俺が玄関を開くと、待ってましたと言わんばかりに抱きついてきたのは勿論愛しの彼女♡







「ただいまっ」


『へへへ〜』



俺が抱き締め返して額にキスをすると、嬉しそうに笑うA








「今日もAは素っ気なくて寂しかったなぁ〜目も合わせてくんないしさ〜」




少し意地悪をしたくなってわざとそう言うと、笑顔がみるみる内に消え慌てて俺にしがみついてくる







『違うの！ごめんなさい！皆が居ると恥ずかしくて…顔見たら藍ちゃんカッコ良すぎて私我慢出来ずに抱きついちゃいそうになるんだもん･･･』







泣きそうな顔をしながらそんな事言われたらニヤケが止まらないのは当然で






「んふふ〜知ってる〜♡」



愛しくてギューっと強く抱き締め直す








『ほんとにごめんね、私感じ悪いよね･･･分かってはいるんだけど･･･気を付けるから嫌いにならないで･･･？』




無自覚で不安そうに上目遣いで言ってくるなんて、どれだけ俺の心を鷲掴んじゃうのかなこの子は！





「嫌いになる訳ないでしょ！それに俺、ツンケンしてるAも好きなんだ〜」




『そう･･･なの？』




「うん、こんなに可愛いAは俺の前だけでいいの！だから2人の時以外はツンケンしててね？」




そう言うと嬉しそうに俺の胸に顔を埋めるA




普段あんなにツンケンしてるAが


俺にだけはデレッデレで甘えん坊なんて可愛すぎじゃん！




こんな可愛いAは誰にも見せらんない！




皆好きになっちゃうじゃん！





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翌日



密行から同じタイミングで戻った401と一緒に、隊長の所へ報告に行く途中Aを見つけた








「あ、Aだ！やっほー！」


『触らないで下さい。』


「今日も可愛いね！」


『失礼します』




華麗にスルー、志摩達に一礼して立ち去ったAに俺が手を振っていると案の定3人の声が聞こえる







志「お前はめげないな」


九「嫌われてるんじゃないんですか？」


陣「お前らホントに付き合ってんのか？」






「付き合ってるし好かれてる！めっちゃラブラブ！」







「「「はいはい」」」









皆は知らないし




知らなくていい





俺の彼女が甘えん坊で俺にデレデレな事を。



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◇志摩×デレデレ彼女→←◇伊吹×ツンツン彼女

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